2025年F1 ベルギーGP 決勝のスターティンググリッドをFIA(国際自動車連盟)が発表した。ランド・ノリスがポールポジションを獲得し、オスカー・ピアストリとともにマクラーレンがスパ・フランコルシャンでフロントロウを独占した。両者は予選Q3で接戦を演じたが、ノリスが0.085秒差で上回り、自身13回目のキャリアポールを手にした。
2列目にはフェラーリのシャルル・ルクレールが3番手、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが4番手で並ぶ。ウィリアムズのアレックス・アルボンは好調なアップグレードを活かし、5番グリッドを獲得。メルセデスのジョージ・ラッセルが6番手に続いた。角田裕毅はレッドブルで今季最高位となる7番グリッドを獲得した。イモラで破損して以来欠けていたアップグレード版フロアのスペアが投入され、ようやくパッケージが揃ったことで本来のパフォーマンスを引き出した。本人も「チームとメカニックの努力のおかげ」と語っており、決勝でのポイント獲得に期待がかかる。8番手と9番手にはレーシングブルズのアイザック・ハジャーとリアム・ローソンが続き、10番手にはザウバーのガブリエル・ボルトレトが入った。なお、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、アンドレア・キミ・アントネッリ、カルロス・サインツJr.の4名は、決勝をピットレーンからスタートする。3名は、決勝前にエンジン関連コンポーネントを含む複数のパーツを交換したことでパルクフェルメ規定に違反したため、サインツは空力セッティングを変更した。特にハミルトンのマシンには、内燃機関、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エナジーストア、コントロールエレクトロニクスといった主要なパワーユニット要素が新たに投入されており、年間使用数の上限も超過していた。これにより3人は、天候変化に対応した「ウェットセットアップ」への変更など、柔軟な戦略選択が可能となる見込みだ。F1ベルギーGPの決勝は、7月27日(日)の日本時間22時(現地時間15時)からフォーメーションラップが行われる。2025年F1 ベルギーGP 決勝 スターティンググリッドGridNoドライバーチーム予選14ランド・ノリスマクラーレン1 (-)281オスカー・ピアストリマクラーレン2 (-)316シャルル・ルクレールフェラーリ3 (-)41マックス・フェルスタッペンレッドブル4 (-)523アレクサンダー・アルボンウィリアムズ5 (-)663ジョージ・ラッセルメルセデス6 (-)722角田裕毅レッドブル7 (-)86アイザック・ハジャーレーシングブルズ8 (-)955リアム・ローソンレーシングブルズ9 (-)1098ガブリエル・ボルトレトザウバー10 (-)1110ピエール・ガスリーアルピーヌ11 (-)1231エステバン・オコンハース12 (-)1387オリバー・ベアマンハース13 (-)1427ニコ・ヒュルケンベルグザウバー14 (-)1543フランコ・コラピントアルピーヌ17 (↑2)1618ランス・ストロールアストンマーティン20 (↑4)PIT30カルロス・サインツJr.ウィリアムズ15PIT44ルイス・ハミルトンフェラーリ16PIT12アンドレア・キミ・アントネッリメルセデス18 PIT14フェルナンド・アロンソアストンマーティン19