F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目のハイライト動画。2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPのFP2セッションが6月4日(金)にバクー・シティ・サーキットで行われた。FP2は、予選と決勝を見据えたマシンのセットアップとタイヤ戦略を決定するためのデータ収集がメインとなる。各チームとドライバーが、ショート&ロングランで各セクターでいかにデータを揃えられるかがポイントとなる。
多くのドライバーがミディアムで走行を開始。ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)がエンジントラブルでコース上でストップ。開始15分が過ぎたあたりでセッションは赤旗中断となる。5分程度の中断後、ほぼ全ドライバーがソフトタイヤに交換してショートランを実施。セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がトップに立ち、マックス・フェルスタッペンが2番手に続く。シャルル・ルクレール(フェラーリ)はターン15でバリアに突っ込む。フロントウイングを失って自走してピットに戻るが、アタックはできなかった。その後、各チームはロングランに移行。大きな事故はなく、前半のタイムからそれほど変化もないままセッションは終了した。トップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレス。1分42秒115でをマークし、F1モナコGPのフリー走行1回目に続いて、今シーズン2度目のタイムシートのトップに立った。予選が課題のペレスだが、初日の走行内容からはマシンへの順応が期待できる。2番手には0.101秒差でチームメイトのマックス・フェルスタッペンが続き、レッドブル・ホンダF1がワンツーで初日のセッションを終えた。アルファタウリ・ホンダF1はピエール・ガスリーが5番手。フェラーリの1台に1秒以内と安定した走りを見せており、予選への期待が膨らむ初日となった。チームメイトの角田裕毅はガスリーから0.596秒差の10番手。その差こそ縮まっていないが、バクーではひとまずクラッシュすることなく初日を終了して走行経験を積んだ。
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