岩佐歩夢は、2024年のスーパーフォーミュラのタイトルを獲得することはできなかった。岩佐歩夢はスタートができず出遅れポジションダウンしてしまい追い上げる展開に。20周を消化するタイミングでセーフティカーが入りピットイン。その後はオーバーテイクをみせて9位でフィニッシュした。
「SUPER FORMULA第8戦、鈴鹿の土曜日が終わりました。予選はポールポジションを獲れずに悔しい結果でしたけども、Q1からQ2の改善はうまくいきましたし、2番手という好位置に付けられたことは、チームとしてすごくポジティブな結果だったと思います」と岩佐歩夢はコメント。「決勝に関しては、スタートで残念な結果になってしまいましたけども、もうとにかく明日の第9戦は切り替えて、予選から全力プッシュでポールトゥウィンをあきらめずに狙っていきます。応援よろしく願います」チームメイトの野尻智紀もタイトル獲得の可能性はなくなった。好スタートで3台をオーバーテイクし2周目に11番手までポジションアップ。その後、3周目、6周目と次々にオーバーテイクを成功させ9番手までポジションアップ。10周を消化してピットウィンドウオープンと同時にピットインし、5位でフィニッシュした。「お疲れ様でした。第8戦が終わりました」と 野尻智紀はコメント。「残念ながら予選は下位に沈んでしまい、決勝に追い上げという形になったんですが、かなり車の調子も良く、5番手まで順位を上げられました。ただ残念ながら、チャンピオンシップの権利はなくなってしまい、本当に応援してくださってる皆さんに申し訳ないなという気持ちと、自分自身の不甲斐なさに感情が支配されているという感じです」「ですが明日の第9戦、これだけ自分たちのペースもポテンシャルも高いんで、勝って終われるように頑張ります。泣いても笑っても最後の1戦なんで、しっかり頑張りたいと思います。また、明日も応援してください。よろしくお願いします」チーム無限の田中洋克監督は「第8戦が終わった時点で野尻選手と岩佐選手のドライバーチャンピオンの権利がなくなりました。チームとしてふたりのドライバーに申し訳なく思っています」「野尻選手の予選、車は良い状態でしたが赤旗の影響と赤旗後の再アタックで、他車との絡みで思うような走りができず、想定外となるQ1敗退でした。決勝でも速さがあり、5位までポジションを上げ本当に頑張ってくれました。やはり予選の結果が悔やまれます」「岩佐選手も予選で速さがあり、ポールは獲れなかったものの、2位という結果で優勝を狙えるポジションでしたが、決勝スタートでエンジン制御の問題によりスタートすることができませんでした。これは岩佐選手自身の操作の問題ではなく、違う問題でレースを落とすことになり、本当に残念で申し訳なく思っています」「野尻選手、岩佐選手ともドライバーチャンピオンの権利はなくなりましたが、車は良い状態にあります。明日の最終戦、思いっきり悔いのないレースをしますので応援をお願いします」