2026年F1第8戦オーストリアGP初日のフリー走行がレッドブル・リンクで行われ、メルセデスのキミ・アントネッリが両セッションでトップタイムを記録した。マクラーレン勢が2番手、3番手に続き、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、フェラーリのルイス・ハミルトンが続くなど、予選に向けて上位勢は僅差の争いを展開した。一方、中団グループはさらに接戦となり、わずかなタイム差で順位が入れ替わる展開となった。
各チームは新パッケージの評価やセットアップ変更、ロングランデータの収集を進める一方、高温コンディションによるタイヤマネジメントやマシンバランスを課題に挙げており、土曜日の予選に向けて一晩での改善を目指している。1番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)「今日はクリーンで実りある一日になった。FP1からマシンには快適さを感じていて、それがセッションを重ねながら作業を進めるうえで良い土台になった。暑いコンディションは引き続き大きな課題で、とくにタイヤマネジメントが重要になる。タイヤをオーバーヒートさせず、適切な作動温度に保つことが重要なので、その点は引き続き重点的に取り組んでいく。多くの有益なデータを収集できたが、まだやるべきことは残っているし、一晩で状況は変わるだろう。すべてを詳細に分析し、予選に向けて適切な改善を施したい」2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「両セッションとも上位で終えられ、とても良い一日だった。メルセデスが一歩先を行くことは分かっていたし、実際その通りだったが、僕たちにとっては実りある内容だった。多くのセットアップ項目を試し、バルセロナ・カタルーニャGPから持ち越した課題にも取り組んだ。さまざまなアプローチを試し、マシンへの理解を深めることができた。明日に向けては、一晩で学べることがまだたくさんあり、ギャップを縮められる余地があると思う。それでもマシンには以前より自信を持てているし、今日の内容には満足している。少しずつ改善を積み重ね、その結果を見ていきたい」3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「FP1でトラブルが発生して出遅れてしまったが、それが解決してからはセッションを通じて着実に前進できた。ペースという面では悪くない一日で、前方との差も少し縮まってきているので励みになる。このコースはここ数年と同じように僕たちのマシンに合っているようで、それは週末に向けて良い傾向だ。今の優先事項はマシンへの信頼感をさらに高めること。その点が改善できれば、トップ勢にさらに近づけると思う。まだやるべきことはあるが、手応えはあるので、予選ではより良いポジションにつなげられるよう努力していく」4番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日のプラクティスでは、適切なバランスを見つけるのが少し難しかった。フロントとリアのグリップのバランスを改善し、その妥協点を見つける必要がある。それができれば、もう少しペースを引き出せるはずだが、現時点ではライバルたちに少し及んでいない。明日は全体的に安定性を高めるために何ができるか試して、良い予選につなげたい」5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「堅実ではあったが、厳しい週末のスタートだったと思う。高い気温によって、もともと難しいこのサーキットがさらに手強くなった。マシンの第一印象は悪くなかったが、このコースは本当にシビアで、わずかなバランスの乱れでも大きくラップタイムを失ってしまう。適切なセットアップとバランスを見つけ、パフォーマンスを引き出すためには、まだやるべき仕事がある。重要なのは集中力を保ち、どこでタイムを失っているのかを理解し、明日に向けて何ができるかを見極めることだ」6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「全体として堅実な一日で、週末の良いスタートを切れた。マシンは最初から競争力があったし、良いベースもできている。ただ、差は非常に小さく、複数のチームが争いに加わってくるのは明らかだ。僕自身としては、まだ改善できる部分がいくつかある。引き出せるパフォーマンスは残っているので、一晩かけてそこを重点的に改善したい。今日のコンディションではロングランのペースも良かったので、それは心強い。今週末はタイヤマネジメントが重要になるし、そこは引き続き取り組んでいく。良い土台はできているので、いくつか調整を施せば一歩前進し、予選でも上位争いに加われると自信を持っている」7番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)「今日はマシンとアップデートから最大限のパフォーマンスを引き出せず、バランスも良くなかった。FP1では走り始めが遅れ、グリップにも苦しんでいたので、手探り状態だった。ただFP2ではバランスが改善され、良い方向に進んだ。運転もしやすくなったので、パフォーマンスは明日さらに出せると思うが、まだ理想の状態ではない。明日に向けてセットアップを徹底的に見直す必要がある。ただ、このマシンは予選になると速さを見せることが多いので、良いペースを見つけられることを期待している」8番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日は多くのデータを収集でき、今夜さらに改善できるポイントについて有益な知見を得られた。現時点では期待していたほどの競争力はなく、明日に向けてパフォーマンスを磨き上げ、ライバルたちと戦える状態にすることへ集中している」9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「午後のセッション全体としては堅実だった。午前中のFP1には出走していなかったので、FP2では少しキャッチアップが必要だったが、マシンの状態は良く、すぐにリズムを取り戻すことができた。明日に向けては、まだやるべきことがたくさんある。中団争いは非常に接戦なので、小さな改善を積み重ね続ける必要がある。現時点では良いパッケージがあるので、明日また走るのを楽しみにしている」10番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)「僕にとってはまずまずのセッションだった。マシンのフィーリングは良好だったし、FP1を走れなかったので短時間で順応する必要があったが、全体としては悪くなかったと思う。今週末はアップデートを投入していて、現時点では期待通り機能しているように見える。ただ最終的な評価を下すにはまだ早く、今日集めたデータを分析した後、明日にはもっと明確な状況が分かるはずだ。差は本当に小さいので、重要なのは適切なバランスを見つけ、クリーンなラップをまとめ、マシンに自信を持つことだ。それができれば、予選でも十分戦えると思う」11番手:ピエール・ガスリー(ア...