2024年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアGPのスプリント予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。レッドブルリンクはまだトラックエボリューションが大きく、セッション後半ほどタイムが出やすいコンディション。SQ3も残り3分までガレージで待機し、ワンアタックで争われた。マックス・フェルスタッペンはすべてのセグメントでトップタイムをマークしてポールポジションを獲得。2番手のランド・ノリスに0.093秒差、3番手のオスカー・ピアストリに0.301秒差とマクラーレンの2台を上回った。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日はポジティブな一日になった。好スタートが切れたし、マシンも的確な方向に進めることができて満足している。フリー走行ではセンサーに少し問題があったけど、すぐに解決できた。マシンは本当に強く、プッシュすることができた。このサーキットの要である高速走行も問題はなく、明日もこの調子を維持したいと思う。もちろん改善できる部分はまだあるので、今夜解析を続ける。明日のスプリントでは、決勝でマシンのペースがどうなるかを早めに知ることができると思う。総合的にこのレースウイークでいいスタートが切れたことは間違いないので、残りの週末を楽しみにしている」2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「全体的には、今日の予選は良かった。2位はかなり好調だ。接戦だったけど、それは今年ずっと続いている。おそらく、最も完璧な予選ではなかったけど、最後にうまくまとめ上げて良いラップを刻むことができた。明日のスプリントレースで2番手というのは、週末のスタートとしては良い。ここからさらにプッシュしていく」3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「3番手。今日は悪くない結果だった。いくつか修正すべきコーナーはあるけど、スプリント予選で良い結果を残せて満足している。明日は良いポジションからスタートできるので、夜通し頑張って準備を整え、レースを楽しみたい」4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「ソフトタイヤの感触はとても良く、ラップタイムも好調だった。そのため、トップとのギャップに少し驚いたけど、アウトラップで少ししすぎたかもしれない。それによって、タイヤのピークグリップが若干失われた可能性がある。車内からでは、あのラップがセッションのベストラップのように感じられたので、それが順位を少し落とした理由だろう。4番手という順位は、明日のスプリントレースのスタート位置としては悪くない。表彰台を狙える位置にいる。もちろん、僕たちの目標は予選とグランプリだけど、この結果は、僕たちは正しい方向性を歩んでいて、上位争いに加わっていることの証明でもある」5番手:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)「最高の午後ではなかった。フィーリング的には、ミディアムコンパウンドでSQ1とSQ2はまずまずだった。Demo、SQ3でソフトタイヤを履いたときに、僕たちの弱点が少し見えてきたと思う。それで5位という結果になった。でも、明日に向けてまだいくつか調整する時間はあるので、うまくいけばグランプリ予選で良い結果を残せるだろう。スプリントレースに関しては、できるだけ多くのポイントを獲得できるように努めるつもりだ。そこでは良い仕事ができると確信している」6番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「今日はスプリント予選は難しかった。プラクティスはうまくいき、車のフィーリングも良かった。スプリント予選でポールポジションを争うほどのペースはなかったと思うけど、実際には僕たちが示したよりも速さがあったはずだ。どのラップも満足いくものではなかったし、スプリント予選は全体的に散々なセッションだった。明日のスプリントレースはチャレンジングなものになるだろう。このコースではオーバーテイクは簡単ではなく、6番手スタートは不利だ。波乱のないレース展開なら、順位を上げるのは難しいだろう。それでも、僕たちは全力を尽くすつもりだ。もちろん、最大の目標は午後に開催される予選と日曜日の決勝レースだ」7番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)「フリー走行1からスプリントの予選までは、順調に進んでいたと思う。今日は集団の中で走り、特にスプリント予選(SQ)3ではエステバン・オコンが前にいたので力を発揮できなかった。彼は前方との間に大きなギャップがあった。僕たちは限界まで時間と戦ったけど、結局僕はトップと1秒ほどの差でチェッカーを受けた。今日はいいペースがあったにもかかわらず、残念ながらどうすることもできない状況によってそれを最大限に活かすことができなかった。明日はチームのホームレースでばん回して、さらにいい一日となるよう信じている」8番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)「今日は SQ3 に到達し、明日は 8 番手からスタートできることを嬉しく思う。また、チームとして予選でトップ10入りできたのことは、素晴らしい成果だ。SQ3 は決して楽なものではなかった。列の最後尾からスタートしなければならなかったからだ。シャルル(ルクレール)が最後にフラッグを逃し、1 つポジションを上げることができたのは少しラッキーだったかもしれない。それでも、ポジティブなことは、僕たちが良いパフォーマンスを見せ、スプリントレースにむけて良いポジションにつけていることだ。まだやるべきことはたくさんあるし、理解すべきこともたくさんあるけど、良い方向に向かっていることは喜ばしいことだ」9番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「今日のスプリント予選は、2台ともSQ3に進出し、チーム全体としては良い結果となった。SQ1とSQ2をうまくコントロールし、良いペースを見せ、両セッションで前進した。SQ3では最大限の力を発揮できなかった。混乱したセッションで、プッシュラップを十分にこなせなかった。これは、常に全てのセッションを最大限に活用し、最大限の成果を得ることを目指している僕たちにとって、見直すべき点だ。それでも、今日も良いペースを維持できたことは喜ばしい。また、トップ10以内に入ることができた。上位のマシンは速く、明日のスプリントレースでポイントを獲得できるのはトップ8のみだ。ポイントを獲得するのは簡単ではないけど、ベストを尽くし、何ができるか見ていきたい」10番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「週末のスタートとしては最悪だった。スプリント予選の前半2パートでは最速のペースに合わせるのに苦労し、そしてSQ3の1周目アタックラップの時には、ピットレーンにいる間にエンジンのアンチストール機能が作動してしまった。これにより貴重な数秒を失い、タイムを記録することができなかった。もちろん...
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