アウディは、ジョナサン・ウィートリーの突然の離脱を受けた「ポスト体制」で、今週末の日本グランプリに臨む。初年度シーズンはオフトラックの混乱に見舞われており、チームは再び足元を固める局面に入っている。マッティア・ビノットは、鈴鹿に向けてチームに明確な指示を出した。
ビノット「クリーンな遂行が最優先」「シーズン第3戦となる鈴鹿に向けて、焦点はますます“クリーンな遂行”に置かれている」とビノットは語った。「我々だけでなくライバルも新しいマシンを理解し始めており、ミスの許容範囲はますます小さくなっている」「最初の2戦ではペース面で前向きな兆しが見られたが、パフォーマンスと遂行の両面で、まだ改善できる部分があることは理解している」信頼性問題は修正へ 自信示すビノットは、開幕戦から続いた信頼性の問題についても対策が進んだと強調した。「これまでに直面した信頼性の問題については時間をかけて対処してきた。再発を防ぎ、2台とも問題なくレースを完走できるようにすることを目指している」「我々の歩みは続いている。今の目標は、積み上げを続け、学び続け、あらゆる機会を最大限に活かすことだ」混乱の開幕戦 露呈した“運用の弱さ”アウディは開幕から不安定なスタートを切っている。ガブリエル・ボルトレトはポイントを獲得した一方で、中国GPではスタート前にトラブルが発生しDNSとなった。またニコ・ヒュルケンベルグもオーストラリアで同様の問題に見舞われ、開幕2戦はいずれも日曜決勝で1台のみの出走という状況が続いた。マシンのポテンシャル自体には一定の手応えがあるものの、それを結果に結びつける運用面の精度が問われている。“代表不在”は転機となるかジョナサン・ウィートリーの突然の離脱は、チームにとって大きな不確定要素となっている。ただし一方で、この早期の体制変化は、組織の方向性を見直す機会ともなり得る。初年度のアウディにとって、鈴鹿は単なる第3戦ではなく、「体制の再構築が機能するか」を試される重要な分岐点となる。
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