2026年F1シーズンを前に、ロバート・シュワルツマンがアウディF1のリザーブドライバーに就任する可能性が取り沙汰されている。26歳のロシア系イスラエル人ドライバーは、かつてフェラーリおよびザウバーでリザーブ兼テストドライバーを務めており、ヒンウィルを拠点とする同チームが新レギュレーション下でアウディのフルワークス体制へ移行した現在、再びF1復帰の道が開ける可能性がある。
シュワルツマンは近年、耐久レースを経てアメリカのインディカーへ活動の軸を移していた。2025年のインディアナポリス500では、同レースで1983年以来となるルーキーによるポールポジション獲得を達成し、大きな印象を残した。しかし、そのアメリカでの将来には不透明感が漂っている。シュワルツマンが参戦していたプレマ・レーシングは、オーナーシップ再編の影響により2026年シーズンの始動を遅らせることを発表。セブリングおよびフェニックスでのプレシーズンテストには参加せず、3月1日の開幕戦への出場も現時点で確定していない。さらに、プレマの2台はインディカーの新チャーター制度の下でフルタイム参戦車両の中で唯一チャーターを保有しておらず、昨年は出走保証や主要な財政分配の対象外となっていた。アウディが本格ワークス体制で迎える2026年シーズンに向け、リザーブドライバー体制の強化は重要なテーマの一つだ。シュワルツマンの経験と実績は、その候補として再評価される可能性がある。