アウディは、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権の現王者であるフレディ・スレーターを、同社が新設したドライバー育成組織「アウディ・ドライバー・デベロップメント・プログラム」の最初のメンバーとして迎え入れた。アウディは2024年にザウバーF1チームの買収を完了しており、先週金曜日に独自のアカデミー設立を発表した。このプログラムは、元F1ドライバーであり、ル・マン24時間レースを3度制し、そのうち2勝をアウディで挙げたアラン・マクニッシュが統括する。
17歳のスレーターは、すでにシングルシーターで3つのタイトルを獲得している。2024年にはUAEフォーミュラ4選手権とイタリアF4選手権を制覇し、続く昨年にはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権でタイトルを獲得した。いずれもプレマからの参戦だった。さらにカート時代にはヨーロッパ選手権と世界選手権のタイトルも手にしている。その急成長ぶりは、プレマの前チーム代表であるレネ・ロジンからも高く評価されている。ロジンは英オートスポーツ誌に対し、「彼の仕事への姿勢、献身性、細部へのこだわりは素晴らしく、すべてを完璧に仕上げるために限界までプッシュしようとしている」と語った。「彼はチームを前進させる存在だ。とにかく努力家で、生来のスピードと才能を持っているだけでなく、強い決意がある。自分が何を望んでいるのかを理解している。そこが彼にとって最も重要な要素だ」スレーターは今季、トライデントからフォーミュラ3へとステップアップする。同チームはこれまでにガブリエル・ボルトレト、レオナルド・フォルナローリ、ラファエル・カマラという直近3人のF3王者を輩出している。スレーターはアウディとの契約について、次のように述べた。「アウディ・ドライバー・デベロップメント・プログラムの最初のドライバーに選ばれたことは、本当に大きな名誉だ」「アウディはモータースポーツにおいて伝説的な歴史を持つブランドであり、キャリアの重要な段階で信頼とサポートを得られることは夢のようだ」「フォーミュラ3でトライデント・モータースポーツという尊敬されるチームと組み、さらにアウディF1チームの後押しを受けられるのは、非常に大きなチャンスだ。F1に到達するという目標に向け、この重要なステップを最大限に生かすため、全力で取り組んでいく」プログラム責任者のマクニッシュも、スレーターへの期待を口にした。「フレディには、将来のスターとなる計り知れないポテンシャルを見ている」「これまでの実績は非常に印象的だが、それ以上に重要なのは、トップに到達するために不可欠な集中力、決意、そして学ぶ姿勢を備えている点だ」「彼はアウディ・ドライバー・デベロップメント・プログラムの最初の契約ドライバーとして理想的な存在であり、フォーミュラ3でトライデント・モータースポーツにステップアップするにあたり、成功に必要なツール、メンターシップ、サポートを提供していく。これは、オン・オフ両面で我々の未来を築く第一歩だ」スレーターはF3デビューを前に、現在ニュージーランドで開催されているフォーミュラ・リージョナル・オセアニア・トロフィー(旧トヨタ・レーシング・シリーズ)に参戦中で、昨季F3を戦った経験を持つユゴ・ウゴチュクに次ぐランキング2位につけている。
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