アストンマーティンF1のオーナーであるローレンス・ストロールに対し、F1パドック内で「一緒に働きたくない」と感じている関係者が少なくないと報じられている。ローレンス・ストロールは、ランス・ストロールをF1へ導いた後、フォースインディアを買収してレーシングポイントへ再編。その後、2022年からアストンマーティンとして新たなワークスプロジェクトを推進してきた。
しかし2026年シーズン、チームは深刻な低迷に直面している。アストンマーティンF1の苦境で再燃した“ストロール批判”2026年のアストンマーティンは、ホンダ製パワーユニットの振動問題やパワー不足に苦しみ、コンストラクターズランキング最下位争いに沈んでいる。フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは依然としてノーポイント。エイドリアン・ニューウェイ、エンリコ・カルディレ、そして新たに加入予定のジョナサン・ウィートリーなど大型補強を進めながらも、チームは結果を残せていない。そうした状況の中で、ローレンス・ストロールのリーダーシップや性格面への疑問も改めて取り沙汰されている。スペインのF1コメンテーターであるアントニオ・ロバトは『SoyMotor』に対し、パドック内でのストロール評について次のように語った。「私はローレンス・ストロール本人を知らない。ただ、彼については多くの話を聞いている」「F1には、ローレンス・ストロールと一緒に働きたがらない人がたくさんいる。彼がどんな性格なのかを知っているからだ」ホンダとの関係にも厳しい視線ロバトはさらに、現在のアストンマーティンの危機について、ホンダ側だけではなくチーム側にも責任があると指摘した。「彼が今どのように振る舞っているのか、経営陣とどんなやり取りをしているのかは分からない」「ホンダとどんな会話をしているのかも知らない。ただ、ホンダが大きな問題を引き起こしたのは明らかだ」「だが、ホンダが準備していたエンジン開発を十分に監視してこなかったアストンマーティン側にも、絶対的な責任がある」“待つ力”を欠いているとの見方元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーも、ローレンス・ストロールには成功まで待ち続ける“忍耐”が欠けていると指摘している。その象徴として挙げられているのが、エイドリアン・ニューウェイの役割変更だ。加入から半年も経たない段階で、ニューウェイはチーム代表的な立場から技術部門寄りへ再配置され、ジョナサン・ウィートリーが新たなチーム運営の中心になるとみられている。もっとも、アストンマーティンのF1プロジェクトは元々、短期間で成功できる計画ではなかった。だが2026年の開幕失敗によって、チームはさらに厳しい立場へ追い込まれている。特に2027年以降の巻き返しを見据える中で、ローレンス・ストロールのマネジメント手法と組織運営は、今後さらに大きな注目を集めることになりそうだ。