アストンマーティンとホンダの関係をめぐり、日本GPのグリッド上で交わされた握手が注目を集めた。チームが厳しいシーズン序盤を過ごす中、その意味をめぐってさまざまな見方が広がっていた。実際にアストンマーティンは、信頼性と競争力の両面で課題を抱え、苦しいスタートを切っている。日本GPでも2台が後方グリッドに沈むなど、状況は厳しかった。
そうした中で撮影されたローレンス・ストロールと渡辺康治の握手は、両者の関係性を象徴する場面として受け止められた。では、この握手は何を意味していたのか。アストンマーティン側は、その解釈を明確に否定している。クラック「和解の必要はない」アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーであるマイク・クラックは、この握手について「和解」を示すものではないと断言した。「和解する必要はなかった。我々は良好な関係にあるからだ」「我々はここに来た。このレースがパートナーの母国レースであることを理解している」「我々はホンダに大きな敬意を持っているし、現在抱えている問題に対してどれほどの作業が行われてきたかも見てきた」「我々としてもレースを完走するためにできる限りのことを試みるのは当然のことだった」クラックは、握手はあくまでホンダの母国レースに対する敬意の表れだったと説明する。「問題は存在しない」関係性の強調さらにクラックは、チーム間に緊張関係が存在するという見方そのものを否定した。「それについては以前から話し合っていたし、今週や来週に向けても引き続き話し合っている」「だから和解する必要はない。問題は存在しないからだ」苦戦が続く状況にあっても、両者の関係は維持されていると強調した形だ。厳しい現実の中での日本GPもっとも、ホンダの母国レースとなった日本GPは、アストンマーティンにとって厳しい週末となった。2台は後方グリッドからのスタートを余儀なくされ、ランス・ストロールはトラブルによってリタイア。一方でフェルナンド・アロンソが完走を果たし、今季初めてアストンマーティンのマシンがチェッカーを受ける結果となった。厳しい状況は続いているものの、少なくともホンダとの関係性に亀裂はない。今回の握手は、対立の解消ではなく、パートナーシップの継続を示すものだったといえそうだ。Source: RacingNews365