アストンマーティンF1チームの2023年F1シーズンの進歩は、チームのポテンシャルを発揮しなければならないという点で「より露出が多くなっている」とチーム代表のマイク・クラックは語る。今シーズンはレッドブルが他のチームに対して優位に立っているが、アストンマーティンは昨年のコンストラクターズ選手権7位から、開幕3レースで3つの表彰台を獲得し、2位につけている。
マイク・クラックは、自分の仕事の多くは以前と変わらないが、メルセデスやフェラーリといった強豪と定期的にレースをしていることでプレッシャーが増していることを認める。「意外とそれほど変わりはない。というのも、私たちには、どこにいても常に最大限の力を発揮しようとする、非常に献身的なチームがあるからだ」とマイク・クラックは語った。「だから、アプローチに大きな違いはない。だが、明らかにはるかに露出が多くなっている」「ピットストップや戦略でミスをすれば、これまで以上に目をつけられる可能性がある。でも、それを除けば、仕事そのものはあまり変わっていない。非常に困難だった12カ月前について話すより、3回の表彰台について話す方が楽だ!」マイク・クラックは、2位争いを各チームの実力が拮抗していたかつてのミッドフィールドの戦いに例え、各レースでどのチームがレッドブルに最も近い挑戦者であるかに外的要因が影響することを指摘している。「すべてが非常に拮抗していると思う…ミッドフィールドでは、基本的にコンマ1秒、2秒、3秒の差ですべてが決まる。それはここでのフェラーリやメルセデスと同じだと思う。サーキットによって、レイアウトによって、どちらかが他より優位に立てるかもしれない。しかし、レッドブルが最速であることは間違いない」「3つの異なる特性を持つ3つのサーキットで競争力を発揮できたことで、当然、他のサーキットでも同じように競争力を発揮できると確信している。しかし、サーキットの種類は実にさまざまで、大きなストレートのあるバクーや、ストレートのないモナコなど、ある意味で常にフィールドが少し左右にシフトする」「だから、1つのレースイベントからあまり多くの結論を出さないように注意しなければならないと私はいつも言っている。そして、オーストラリアでの戦略やその展開、そして、誰もが管理しなければならなかったことを考えると、ペースを表すことはできない。だから、結論に固執しすぎないよう、いつも注意している」