アストンマーティンF1のリザーブドライバーであるフェリペ・ドルゴビッチは、F2タイトルを獲得した後、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士と会談したことを明らかにした。ブラジル出身のフェリペ・ドルゴビッチは、2022年に1ラウンドを残してチャンピオンを獲得。アルファロメオの開発ドライバーであるテオ・プルシェールやウィリアムズでF1デビューを果たすローガン・サージェントなどのライバルを上回った。
9月に新設されたアストンマーティン“アカデミー”の最初のドライバーとして発表されたフェリペ・ドラゴビッチは、アブダビでのシーズン最終戦のFP1でF1グランプリ週末デビューを飾った。しかし、22歳のフェリペ・ドルゴビッチは、ドライバーマーケットの見通しを考えると、F1への即時のステップが不可能であることは明らかだったため、アストンマーティンへの移籍が発表される前にレッドブルF1のヘルムート・マルコとの話し合いが行われたことを明らかにした。レッドブルF1との会話について、フェリペ・ドラゴビッチは「おしゃべり程度だったけどね」とコメント。「F1には居場所がなかったので、若いドライバーは居場所を見つけるためにさまよっている。それが私がしたことだ」「でも、ここ(アストンマーティン)でのこの役割という最高の場所を見つけることができたので、とても良かったよ」「F2で勝って望むことができるのはF1で居場所を得ることだけだ。それは不可能だったけど、この役割を担う最高の機会を与えてくれたチームはアストンマーティンだった」「それは僕が持っていたベストな選択肢だった」F1チームは、F1の義務的なルーキーFP1走行のためにドライバーのホームサーキットで機会を与えることがよくある。しかし、プラクティス時間が短いスプリント週末の性質により、フェリペ・ドルゴビッチにとって、インテルラゴスでホームの観衆の前でドライブする機会は不可能だった。「それは間違った選択肢だっただろう」とフェリペ・ドルゴビットは認めた。「どのチームも、予選の直前にフリープラクティスをあきらめるつもりはない。もちろん、それができたら素晴らしかったけどね」