セバスチャン・ベッテルが、アストンマーティンF1のドライバーとしてコメントを発表。チームをさらに成功させるために“信じられないほどの決意”を持っていると語った。4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、昨シーズンのシャットダウン期間中に6年間を過ごしたフェラーリF1から戦力外通告を受け、2021年からアストンマーティンF1に加入することが決定した。
アストンマーティンF1は1月7日(木)にアメリカのIT大手企業コグニザントとのタイトルスポンサー契約を発表。セバスチャン・ベッテルはアストンマーティンF1のドライバーとして正式にコメントを発表した。「アストンマーティン・コグニザントF1チームとの仕事を始めるのが待ち切れない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「今後数か月で発見できることはたくさんあるし、このチームをさらに成功させるために信じられないほどの決意を持っている。まずは最初のレースに参加し、この有名な名前がどこに属するかを確認していく。この旅に参加できたことを誇りに思う」チームメイトのランス・ストロールは「アストンマーティンがF1に戻ってくること、特に新しいタイトルパートナーであるコグニザントと一緒に戻るのを見るのは重要なことだ」とコメント。ファクトリーにいるときはいつでも活気とエネルギーを感じることができる。準備はできている。チームには非常に多くのハングリー精神があるし、シーズンが始まるのが待ち切れない」これまでルノー、フェラーリ、BMWのF1エンジンしか走らせていないセバスチャン・ベッテルは、アストンマーティンのF1マシンが搭載するパワートレインの分野をリードするメルセデスのF1エンジンを試すことに特に興奮していると認める。「もちろん、どのように感じられるかを確認することに本当に興奮している」とセバスチャン・ベッテルは語る。過去数年で結果を残せなかったセバスチャン・ベッテルにとってアストンマーティンF1での挑戦は『Back to Success』プロジェクトとなる。ベッテルはこれまで共に戦ってきたトレーナーのアンティ・コンツァスと広報担当のブリッタ・ロースケを連れていく。また、セバスチャン・ベッテルは、F1マシンに女性の名前をつけるという習慣を続けたいと語る。「そうしようと思っている。すでに考えがある。いずれにせよ、それはアストンマーティンにふさわしい名前でなければならない」とセバスチャン・ベッテルは語った。2月のプレゼンテーションまでにセバスチャン・ベッテルは、シルバーストンにあるアストンマーティンF1のファクトリーをできるだけ頻繁に訪れたいと考えている。2月末もしくは3月中旬のプレシーズンテストまでにシート合わせ、スタッフとの交流、そして、数多くのシミュレーターでの走行が計画されている。「これまでのところ、もちろん僕にとって新しい顔がたくさんいるけど、うまくいくと楽観視している。常に新しいことにオープンでなければならない。多くの新しい人々、新しい働き方、新しいアプローチに出会うことになるだろう。自分のやり方だけが正しいやり方だと考えるのは賢明ではない」