アルファロメオF1のアントニオ・ジョビナッツィは、ニキータ・マゼピンが「敬意を欠いている」と激怒。F1エミリア・ロマーニャGPの予選Q1で最後のフライングラップができなかったと説明した。アントニオ・ジョビナッツィは、F1エミリア・ロマーニャGPの予選Q1で1回目のタイムではQ2に進出できそうになかったため、もう一度アタックを試みようとしていた。
だが、ハースF1のニキータ・マゼピンが、ホームストレートでアントニオ・ジョビナッツィのスリップストリームを使用して前に出たため、そのチャンスは奪われた。予選セッション後、アントニオ・ジョビナッツィは「非常に明確だ。ラップをスタートするとき、僕たちはお互いを尊重しているけど、彼は尊重しなかった。予選ラップには本当に正しくない行為だ。僕は最後のラップが出来なかった。なんて言ったらいいかわからない」アントニオ・ジョビナッツィは、ニキータ・マゼピンと“まだ”話をしていたないと語った。ニキータ・マゼピンは、ここまでの短いF1キャリアで多くのドラマを生み出している。SNSでの大炎上からスタートしたマゼピンのF1ドライバーの人生は、F1バーレーンGPの予選でも同じような予選での追い抜きで非難され、決勝ではオープニングラップでクラッシュ。スピンの多さに“Mazespin(マゼスピン”と揶揄されている。ニキータ・マゼピンは、今回、アントニオ・ジョビナッツィが指摘した動きについて、前回の予選と同じようにエンジニアの指示に従ってプッシュしただけだと説明した。「F1では20台のマシンがいるし、当然Q1では全マシンがいるので少し難しい。それが僕たちがいる位置だ」とニキータ・マゼピンは語った。「全員が同時にコースに出るし、トラックは僕たち全員にとって十分な大きさではない」「紳士協定についての話があるけど、もちろん、それについて問題はなかった。でも、時計に3秒あるときは、走るか、ピットに入らなければならないかのどちらかであり、まずはスタート/フィニッシュを通過しなければならない」「だから、問題はないと思う。僕はラップをするためにここにいる。僕たち全員が同じ世界にいる」二人とも予選Q1で敗退し、アントニオ・ジョビナッツィは17番手、ニキータ・マゼピンは19番手から決勝をスタートする。