アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は2026年F1カナダGP決勝で4連勝を達成し、ドライバーズ選手権でさらにリードを広げた。レースではチームメイトのジョージ・ラッセルと激しい首位争いを展開。何度もポジションを入れ替える白熱の攻防を繰り広げた末、ラッセルがマシントラブルでリタイアしたことでアントネッリが勝利を手にした。
レース後、アントネッリはラッセルとのバトルについて「限界で戦っていた」と振り返り、最後まで続いていれば素晴らしい戦いになっていたと語った。「限界の戦いだった」「まず今週末来てくれたみんなに感謝したい。ジョージとのバトルは本当に楽しかった」とアンドレア・キミ・アントネッリはコメント。「僕たちはほぼ限界で走っていたし、今日は風が強くて簡単じゃなかった。特にターン10は本当に難しかった。ある周に彼がロックアップして僕が前に出て、そのあと今度は僕がロックアップした。すごく接戦だった」ラッセルのリタイアについては残念だったとしつつも、勝利を素直に喜んだ。「彼にトラブルが起きたのは残念だった。最後まで続けば本当にクールな戦いになっていたと思う。でも僕たちは勝利を受け取る。もう1勝できて本当にうれしいし、チームにも大きな感謝を伝えたい」タイヤマネジメントにも苦戦ラッセルの離脱後も、アントネッリは決して楽なレースではなかったと明かした。「単独走行になってからはタイヤマネジメントをかなり意識していた。フロント左にグレイニングが出始めていたからね」「タイヤがしっかり噛んでくれない変な感覚があった。でも最後は温度が入ってペースも良くなった」また、メルセデスが投入したアップグレードについては、まだ完全には評価し切れていないと説明した。「今週末はタイヤを正しいウインドウに入れるのが本当に難しかった。だからパッケージ自体をまだ完全には理解できていない。次の数戦でよりはっきり見えてくると思う」43ポイント差でも“タイトルは考えていない”4連勝によってランキング2位との差は43ポイントに拡大した。しかしアントネッリは、まだタイトル争いを意識する段階ではないと語った。「正直、選手権については考えていない。僕は1戦ずつ集中している」「今はギャップがあるけど、それで楽になるわけじゃない。むしろもっとレベルを上げていかないといけない。ライバルたちも近づいているし、ジョージも本当に速い」「だから自分自身に集中して、ドライビングを楽しみながら、できる限り速く走ることを目指していく」