2026年F1シーズンの開幕を前に、フェラーリ創設者エンツォ・フェラーリの息子であるピエロ・フェラーリが、メルセデスのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリの将来について言及した。ピエロ・フェラーリは、将来的にアントネッリがフェラーリで走る可能性を否定せず、「夢見ることは禁止されていない」と語り、イタリア人ドライバーが再びスクーデリアに加入する可能性を示唆した。
フェラーリ副会長が語るアントネッリの将来メルセデスの若手ドライバーであるアンドレア・キミ・アントネッリは、フェラーリ本社があるマラネロから約45kmの距離で育ったイタリア人ドライバーであり、幼い頃からティフォシの一人だった。しかし、アントネッリは早い段階でメルセデスのジュニアプログラムに加入し、トト・ヴォルフとの電話をきっかけにその道を選択。フェラーリの育成には加わらなかった。2025年シーズン、アントネッリはメルセデスでF1デビューを果たし、ルーキーながら3度の表彰台を獲得。ランキング7位でシーズンを終え、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンに続く成績を残した。そのパフォーマンスが評価され、2026年に向けて契約延長を獲得したが、契約内容の詳細は明らかにされていない。そのため将来的な移籍の可能性も残されている。ピエロ・フェラーリ「夢見ることは禁止されていない」2026年シーズンを前に、すでに2027年のF1ドライバー市場についての噂も浮上している。シャルル・ルクレールはフェラーリの競争力不足に不満を抱いているとされ、もし2027年にチームが競争力を欠けば離脱する可能性があると報じられている。さらにルイス・ハミルトンの将来についても、2026年限りでの引退の可能性が取り沙汰されており、フェラーリに空席が生まれる可能性もある。こうした状況の中、ピエロ・フェラーリはイタリア紙のインタビューで、アントネッリが将来フェラーリに加入する可能性について次のように語った。「それは禁止されているわけではない」「フェラーリにはこれまでにもイタリア人ドライバーがいた。そして最後に挑戦したのは、親しい友人であるミケーレ・アルボレートだったが、成功しなかった」「アントネッリはすでにトップカテゴリーにふさわしいことを証明している。少し経験を積めば、間違いなく素晴らしいドライバーになるだろう」アントネッリ本人もフェラーリを完全否定せず一方で、アントネッリ自身も将来のフェラーリ加入の可能性を完全には否定していない。ただし現時点ではメルセデスに満足しており、2026年シーズンではフェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンと戦う立場になる。プレシーズンテストでは、メルセデスが強力なパワーユニットを持つと見られている一方、フェラーリの新技術もパドックで大きな注目を集めている。アントネッリはフェラーリの信頼性の高さに感銘を受けたと語る一方で、フェラーリのマシンはマクラーレンやレッドブル・レーシングと比べてややアンダーステア傾向があるとも指摘した。実際の勢力図はまだ明らかになっていないが、2026年シーズンではアントネッリが幼い頃から憧れてきたチームとタイトル争いを繰り広げる可能性もある。
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