アルピーヌF1チームにとって、2023年F1第9戦カナダGP初日のフリー走行はトラブル含みの一日となった。ガスリーはFP1のアウトラップでステアリングシステムの問題に見舞われてトラック上で停止。赤旗が提示され、サーキットのCCTVカメラに問題があったため、それ以降の走行は不可能となった。
ガスリーはFP2で走行することができたが、今度はオコンが水圧の問題でマシンを停止するよう指示されて再びアルピーヌF1チームは赤旗を出した。明日、チームは残りに追いつくために走行時間を必要とするだろう。エステバン・オコン(FP1:No Time/FP2:18番手)「今日は難しい一日だった。停電の問題やトラック周辺のCCTVシステムの不具合でフリープラクティス1が中断され、全チームがほとんど走れない状態からスタートしました。フリープラクティス2も、マシンの水圧低下の疑いにとって中断された。明らかに、今日は私たちにとって決して簡単な日ではなかったので、大事な明日を確実に改善できるように、問題を解決する必要がある。今日のデータを分析して、明日のプラクティス3を最大限に活用して予選に臨めるよう、気を引き締めて臨む」ピエール・ガスリー - FP1:No Time/FP2:10番手)「金曜プラクティスは全く違ったものになったけど、最終的に僕のほうは生産的な1日を過ごすことができた。プラクティス1の最初の走行で、スペアステアリングに問題が発生し、あまり良いスタートではなかった。幸いなことに、サーキットシステムの赤旗のために走行を逃すことはなかった。フリープラクティス2はもっと良くなり、セッションの最後に雨が降るまで、ほぼ1時間半の間、プログラムを進行させることができた。ターン4でリアがスライドしてしまうという興味深い瞬間あったけど、なんとか壁から遠ざけることができた。残りの週末に向けて僕らは良い位置にいると思うし、明日のプラクティスが予選に向けてより良い準備ができることを願っている」オトマー・サフナウアー(チームプリンシパル)「今日のモントリオールは、通常のプラクティスとは異なり、いくつかの中断があり、全チームのプログラムに支障をきたす結果となった。フリープラクティス1では、ピエールのマシンがスペアステアリングの電気系統の故障により、コース上で停止するというトラブルが発生した。しかし、2回目のセッションでは、スペアステアリングを通常のものに交換し、問題なく走行することができ、午後は充実した時間を過ごすことができた。残念ながら、エステバンはプラクティス2の序盤でマシンの水圧が低下し、セッションが中断してしまったが、この問題の原因については時間をかけて調査する予定だ。明日のフリープラクティス3では、よりスムーズな走りを目指し、予選に向けてベストなポジションを確保しなければならない。天候は、一日を通して雨の可能性が高いようなので、あらゆる可能性に備えておく」