アルピーヌF1チームは、2023年F1マシン『MCL37』のエンジンを初始動。ルノー製エンジンのサウンドを公開した。新車のF1エンジンのファイヤーアップは、製造スケジュールにおいて重要な瞬間であり、エンジニアがすべてのシステムが期待どおりに機能していること、電気および油圧システムに問題がないことを確認しながら、数か月にわたる舞台裏での設計作業の集大成となる。
ルノーは、2022年シーズンに投入した新型エンジンに以前から計画していたスプリットターボ方式のデザインを導入。パフォーマンスに重点を置いたことで信頼性問題が多発したが、アルピーヌF1チームは、2022年にコンストラクターズチャンピオンシップでマクラーレンを破ってランキング4位を獲得する成功したシーズンを過ごした。しかし、フェルナンド・アロンソのアストンマーティンF1の予期せぬ移籍をきっかけに論争が展開。リザーブドライバーだったオスカー・ピアストリと契約論争に発展し、マクラーレンに育成ドライバーを奪われるかたちとなった。代わりにピエール・ガスリーをアルファタウリから獲得し、2023年にエステバン・オコンとオール・フランスのラインナップを形成する。 この投稿をInstagramで見る BWT Alpine F1 Team(@alpinef1team)がシェアした投稿
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