アルピーヌF1のエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは、冬の間に風洞の問題に苦しんでいたと認める。F1エミリア・ロマーニャGPでは、エステバン・オコンがQ3進出を果たしたが、フェルナンド・アロンソは15番手に沈んだ。決勝では、キミ・ライコネン(アルファロメオ)にペナルティが科せられたことで、オコンが9位、アロンソが10位とチームとしての今シーズン初ポイントをダブル入賞で果たした。
予選でチームメイトに敗れたフェルナンド・アロンソは「僕が十分に良くなかった」と語った。「マシンの調子が良かったし、速く感じた。バランスも良かったけど、ラインを越えるたびにトップ10に入るには十分ではなかった」しかし、マルチン・ブコウスキーは、ドライバーを非難していない。エンストーンを拠点とするチームは、冬の間にルノーからアルピーヌのブランドに切り替えてマネジメント構造の一新した同じ時期にチームは“向かい風”に見舞われていたと語った。「ルールが変更によってテストには向かい風とともに到着した」とマルチン・ブコウスキーはイモラで語った。「我々の開発を遅らせた風洞にいくつかの問題があった。良い冬ではなかったし、出だしで躓く可能性があることは分かっていた。テストでそれが確認された。改善したものの、一歩遅れていることは分かっている」マルチン・ブコウスキーは、空力ルールの変更により、一部のチームが他のチームよりも大きな打撃を受けたと語る。「バーレーンでは、前後にいると思っていたマシンは間違っていたが、多かれ少なかれ予想通りにフィニッシュした」とマルチン・ブコウスキーは語る。「そして、それは我々はだけではないと思う。他のチームのメンバーとチャットしたときに、何人かが異なる順序を予想していることがわかった」