アルファタウリF1のジョナサン・エドルス(チーフレースエンジニア)が、2022年F1アブダビGP初日のフリー走行を振り返った。FP1とFP2で温度差が大きいため、チームはFP2で予選と決勝にむけた作業の大部分をこなした。だが、2台とも特にタイヤに問題を抱え、角田裕毅は15番手、ピエール・ガスリーは19番手とタイムシートの下位に沈んだ。
「FP1とFP2の間の路面温度の変化により、コンディションが可能な限り予選とレースに一致するように、バランス調整とタイヤの理解の大部分はP2で行われた」「したがって、FP1は、ドライバーをリズムに乗せ、クルマのバランスがどこにあるのかを広く理解し、安定した温度を確認することを目的としていた。また、来年のクルマの開発に役立てるために、いくつかの空力テストを完了する機会を得た」「両方の車は、FP1で異なるバランスの問題を抱えていた。ピエールはリアに制限があり、裕毅はフロントに苦戦していたので、FP2では2台をその中間地点に移動した」「裕毅はソフトのバランスはまだ完全ではなかったもののクリアなセッションだったが、ピエールはソフトコンパウンドの両方のラップでトラフィックが多かったため、ミディアムタイヤのラップタイムを改善できなかった。トラフィックがなくても、彼は全体的なグリップに満足していなかったので、今夜はいくつかの作業を行う必要がありる」「我々が示したロングランのペースはOKだったが、路面温度が下がったにも関わらずかなりのデグラデーションが出ていたので、日曜日に向けて最適な戦略を立てるために、このセッションの結果を再検討する必要がある」