アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2021年F1イタリアGPのスプリント予選を振り返った。ピエール・ガスリーは、オープニングラップの接触でフロントウイングがマシンの下に潜り込む形となり、高速コーナーのグランデでコントロールを失てバリアに当たってリタイアとなった。このクラッシュによるダメージは現在調査中で、明日はピットレーンスタートの必要があるかを精査している。
角田裕毅も、スタート直後にロバート・クビサ(アルファロメオ)と接触してフロントウイングを破損。ピットに戻って交換したため、最後尾から挽回を期す形に。ソフトタイヤでスタートした利点を活かし、16番手までポジションを上げ、明日のレースで15番グリッドからのスタートとなる。「調子が良かったFP2後、スプリント予選はドライバー2人にとってなかなか上手くいかないものとなった」とジョディ・エギントンはコメント。「マクラーレンのリアに接触し、オープニングラップでピエールのフロントウィングがダメージを負ってしまった。その後故障してタイヤバリアに突っ込み、その場でピエールはレース終了となった」「ユウキはクビサと接触してフロントウィングにダメージを負い、交換のためピットストップに入ることになった。これにより順位を落としったが、そのあと彼は順位をいくつか上げて挽回し、ポジティブな点となった」「結果、今日は運が悪く、スプリント予選を勝ち抜けることができなかった。明日に向け、チームはピエールのマシンの修理で忙しくなる。また作戦面では、マシンの順位をいかに上げるのかの話し合いが行われ、少しでも前に進めるようにしたいと思う」
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