アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2021年F1ベルギーGPの決勝レースを振り返った。降り続く雨によりセーフティカー先導走行のみでの終了となり、規定周回数に満たずハーフポイントの付与となったF1ベルギーGPで、ピエール・ガスリーは6位入賞を果たし、アルファタウリ・ホンダF1は4ポイントを獲得。角田裕毅はセルジオ・ペレスのクラッシュによって1つ順位が繰り上がり、15位でレースを終えた。
「まずは、エキサイティングなレースを観に足を運んで下さったファンの皆様にお詫びを申し上げたい。酷い状況により、何もする事ができなかった。彼らには、F1マシンでレースをする事が不可能であったということを理解して頂きたい」とフランツ・トストはコメント。「チームはレースに向けてかなり良い準備ができており、この日のためにエアロサイドのセットアップが最適化されていたので、ドライの日であれば両マシン共に最高なパフォーマンスを発揮できると確信していた」「ピエールは6位でスタートでき、週末全体で見ても最高だった。ユウキは16位で、ポイントを獲得できるチャンスがあったかもしれない。強い雨のせいでレースのスタートが中止となり、きちんとスタートするにはリスクがあり過ぎたため、スチュワードとレースコントロールに正しい判断をするよう言うべきだった」「2位以降のマシンのドライバーは全員何も見えず、もしコーナーで1つのマシンがスピンしたら大きなクラッシュを巻き起こしてしまうほどのものだった。安全を最優先すべきで、マイケル・マシとスチュワードたちの判断は正しいものだったと思う」