アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年F1ハンガリーGPの金曜フリー走行を振り返った。F1ハンガリーGPの金曜日。ピエール・ガスリーはFP1で5番手、FP2で6番手と好調にセッションを進めたが、角田裕毅はFP1の後半にクラッシュ。マシンの修復はFP2まで長引き、最後の2分でようやくコースインした。
「ふたつのシナリオがある1日だった」とジョナサン・エドルズは語る。「ピエール側のガレージは、ショートランのパフォーマンスがとてもよくとてもいい金曜日でだった。もしも日曜が気温が高いコンディションならば、タイヤマネジメントにも厳しく、タイトなレースにはなってくるとは思うが、残りの週末でそのエリアを重点的に強化していきたいと思う」「今週は新しいエアロアップデートを持ち込んだが、すべて期待した通りの結果をもたらしているのはポジティブだ」「対するユウキですが、FP1のスピンまではかなりいい内容だっただけにとても不運だった。リアのダメージが広範囲におよんでいて、修理するのに時間がかかってしまった。メカニックの素晴らしい作業のおかげでFP2の最後に一周だけアタックラップをすることができた」「ただし、セットアップがロングランのものとミックスされていた状態なので、タイム自体は参考にならない。しかし、FP1後のセットアップ変更がどのように影響をもたらしているかユウキが確認することはできた」「天気予報が毎日コロコロと変わっている状況なので、明日がどんな状況になるかは誰にも予想できない!」