アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスが、2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPの予選を振り返った。アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが開幕から3戦連続となるQ3進出を果たして9番グリッドを獲得したが、チームメイトの角田裕毅はQ2の壁を超えることができず、14番手で予選を終えた。
「難しい金曜日を終えて、チームは今日の予選に向けてパッケージから最大限を引き出すことに取り組んできた」とギヨーム・デゾテウスはコメント。「FP3では、正しい方向への一歩を踏み出せたが、ソフトタイヤを思い通りに走らせるのはまだ課題だった。予選に向けてタイヤの準備に集中し、マシンをさらにし、2人のドライバーの進歩を確認できた」「Q1は、難しいコンディションの中で、ユウキとピエールの2人がトラフィックに引っかかり、簡単ではなかった。ユウキはQ2でとても苦戦し、あまり前進できずに残念ながら14番手に終わった。一方、ピエールはQ3に進出したものの、最終セッションでは完璧なラップをまとめることができなかった」「今夜は、さまざまなレースのシナリオを検討していく。明日の目標はポイントを獲得することだ。昨年、ピエールは同じポジションからスタートして堅実なレースをしたので、今回もそれを目指している。後方からスタートするユウキにとっては、より困難な状況になるが、彼がオーバーテイクが得意なことは分かっているので、ポイント獲得に向けて前進してくれることを期待している」