アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPの決勝レースを振り返った。アルファタウリ・ホンダは、タイヤを自由に選べる最前列である11番手と12番グリッドを確保。11番グリッドのダニール・クビアトはミディアム、12番グリッドのピエール・ガスリーはハードタイヤと戦略を分けた。
ピエール・ガスリーはスタートで順位を上げ、セーフティカーが入った際にステイアウトすることを選択。後半にフレッシュなミディアムタイヤで16番手からオーバーテイクを連発し、8位入賞を果たした。ミディアムスタートのダニール・クビアトは、大部分のドライバーと同様にセーフティカーが入った際にピットイン。後半、タイヤに苦しむことになる、11位でレースを終えた。「ダニールとピエールがレースを開始するタイヤを決められるかなり良いポジションである11番手と12番手で予選を終えたことで、我々は戦略を分けるにした。ダニールはプライム(ミディアム)、ピエールはベース(ハード)でスタートした」とフランツ・トストは振り返る。「二人とも本当に良いスタートを切った。ピエールはすぐに前のマシンをオーバーテイクしていき、8番手まで順位を上げた。ダニールはジョビナッツィのクラッシュによってセーフティカーが入ったときにその2つ後ろにいたので、我々はダニールをピットに入れ、ピエールはベースタイヤでステイアウトさせることを決めた。戦略という点でピエールをピットに入れるのはあまりに早すぎたからだ」「その後、ピエールは他のドライバーがフレッシュなタイヤで彼をオーバーテイクするまで非常に良い仕事をしてポジションを守った。我々は26周目にプライムに交換するために彼をピットに入れた。そこから彼はギャップを縮めるために競争力のある挽回を開始し、8位でフィニッシュするためにハース、フェラーリ、そして、レーシング・ポイントをオーバーテイクすることができた。ピエールの走りは素晴らしかったし、セーフティカーがなければ、ベースタイヤでの我々の線る悪はさらに成果を挙げていたと思う。ピエールはもっと高い順位でフィニッシュできていたはずだ」「多くのドライバーと同じようにダニールはレース終盤にタイヤに苦しむことになった。それによって彼は11位でフィニッシュし、ポイントを獲得することができなかった。「これから我々はイタリアでの3連戦の“最初のホームレースに向かうことを楽しみにしている。非常に良い思い出があるモンツァに戻ることは常に素晴らしいことだ」