アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、チームが生き残るには10~15戦が必要だと語る。新型コロナウイルスの世界的な大流行によってモータースポーツ界は完全に停止。F1はオーストラリアGPの中止が決定した後、立て続けに第8戦アゼルバイジャンGPまでの延期が決定。後にF1モナコGPは中止を決断している。
多くのレースが中止されることになれば、チームの収入も減少する。F1は8月のシャットダウン期間を3~4月に前倒して期間も3週間に延長。さらに2021年に予定されていた新F1レギュレーションの導入を1年延期するなど対策を講じているが、フランツ・トストはそれで十分かどうかはわらかないと語る。「この状況下で今年2年分の開発を行うことは絶対に狂気だった。神の常識がここに広まったことに感謝している」とフランツ・トストは Motorsport-Magazin.com にコメント。「だが、それらは今シーズンに少なくとも10~15戦でレースができた場合にのみ助けになるだろう」フランツ・トストは、そのレース数に達するかどうかでF1に大きな影響が及ぼされる可能性があると語る。「我々がレースをしない、もしくはレースが減らされた場合、我々のコストを補うには十分ではない。そうなったら、チームが協力して真剣に対策について話し合う必要がある」とフランツ・トストはコメント。「いくつかの部品を凍結するだけでなく、F1がどのように存続するかを確認する必要がある。今、議論することは仮説ではあるだが、シーズンがなくなった場合、本当に抜本的な対策が必要になるだろう」
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