アルファタウリ・ホンダのF1チーム代表フランツ・トストは、メルボルンからファエンツァに戻り、イタリアの“幽霊のような”閉鎖された雰囲気を味わうことになった。アルファタウリ・ホンダのF1チームスタッフは、幸運にもオーストラリアで新型コロナウイルスに感染することはなかったが、地球の反対側であるオーストラリアからレース舞台を戻すことは物流面で大きな課題だった。
「そこが問題だったし、いくつかの障害があったとフランツ・トストは Speedweek に語った。「イタリアではボローニャへのほぼすべての便がキャンセルされたため、ボローニャには直接向かうことはできなかった。チームの大半はメルボルンからドバイ経由でニースまで飛び、そこからバスでファエンツァまで移動した」「私は幸運にもドバイからローマへの便に乗ることができた。私の知る限り、それはローマへの最後の1便だった」「チームをイタリアに戻すことは大きな挑戦だったが、すべてがうまくいった。現在、チーム全体が現在イタリアにる」「オーストラリアにいたチームメンバーは、工場で同僚が感染するリスクを回避するために、帰国後に検疫に入ることがすぐに明らかになった」イタリアは世界で最も新型コロナウイルスの被害を受けた国であり、感染者数は3万5000人を超え、死亡者数は3,000人に近づいている。このような悲惨な状況により、政府は感染拡大を止めるために2週間前にイタリア全土を封鎖することを余儀なくされた。フラント・トストは、活気に満ちた賑やかなだったイタリアの雰囲気が、不気味で恐ろしいムードに変わっていると語る。「ローマからファエンツァまで2時間ほどドライブしたとき、途中で20台くらい車にしか出会わなかったかもしれない」とフランツ・トストは語る。「高速道路はガラガラだった。路上にも誰もいない。生活全体が人々の家の中で行われている。「我々には夜間外出禁止令が出ている。食料品を買い物に行くか、薬局や医者に行くか、仕事をする場合にのみ、それを免れることができる」「本当に恐ろしい。窓から外の通りを見ても、そこには見れるはずの人間の魂はない」「イタリアに休暇に来る人には慣れているし、イタリア人は社交的だ。だが、今はまるで幽霊のようなだ」フランツ・トストは、アルファタウリ・ホンダは、プレシーズンテスト開始前から新型コロナウイルスの大流行から身を守るためにイタリアの感染率の高い“レッドゾーン”に居住している人々に対してファクトリーの出入りを制限するなど、厳しい規則を早期に導入していたと語る。「サプライヤーとゲストの両方のファクトリーへの訪問をすべてキャンセルた。ゲストに関する限り、スペイン人にも対策を実施した」「我々は少しずつ自分たちを隔離させるためにすべてをキャンセルしてしった。これまでのところ、それが成果を上げている」アルファタウリホンダは、F1の3週間の必須の“春休み”のためにファクトリーをシャットダウンしするが、フランツ・トスト自身を含め、誰もがファエンツァで厳重に監視されている。「誰かが、発熱、痛み、もしくは呼吸器の問題のような病気の典型的な兆候を訴える人がいれば、私たちは一般開業医に連れていく。そうして彼は従業員が病院に行かなければならないかどうかを決定する。病院でしか検査できないからだ」「すべてを適切にし、ファクトリーに戻ることができるように私自身も検査を受けた」
全文を読む