2026年シーズンの苦戦が続くアストンマーティンで戦うフェルナンド・アロンソは、ベルギーGP決勝後の最大の関心事がスペイン代表のワールドカップ決勝観戦だと明かした。それほどまでに今週末のレースに大きな期待を抱けない厳しい状況にあることを率直に認めている。ハンガリーGPで投入予定の大規模アップデートを前に、スパ・フランコルシャンでは今季でも特に厳しい週末になる可能性が高い。アロンソは現状の戦力差と開発状況についても包み隠さず語った。
アロンソ「日曜日の主な目的はW杯決勝を見ること」フェルナンド・アロンソは、ベルギーGP決勝後に急いで帰国し、スペイン代表がアルゼンチン代表と対戦するFIFAワールドカップ決勝を観戦することが最大の目標だと冗談交じりに語った。「今週末はあまり期待していないからね」「正直に言えば、日曜日の主な目的は家に帰って試合を見ることだ」一方で、レース中は依然としてF1ドライバーとしての喜びを感じているという。「たとえグリッド後方を走っていても、自分の仕事を楽しんでいるし、21台のライバルと競い合っている」「バイザーを下ろせば、コクピットの中では本当に幸せなんだ。レースの2時間は外の世界を完全に忘れて、自分だけの世界に入り込める」「でもマシンを降りたら、試合を見ることに集中することになるだろう」もっとも、決勝当日は移動も重なるため、試合を最初から見られる保証はないという。「帰国便に乗るから難しいだろうね。おそらく後半だけ見られて、前半は見逃すことになると思う」スパは苦戦必至 ハンガリーのアップデートに期待アロンソは、スパ・フランコルシャンがアストンマーティンにとって今季最低の週末になる可能性についても質問を受けた。ただし、断定は避けながらも現状の厳しさは認めている。「予想するのは難しい。レースごとに状況は違うし、今のレギュレーションやエネルギーマネジメントの関係で、誰にとっても厳しい週末になると思う」その上で、開発競争で取り残されている現状を次のように説明した。「僕たちはバーレーンテストの時と同じマシンを使っている。一方で他チームはアップデートを投入してきた」「もともと遅い位置からスタートして、他チームが改善を続けているから、レースを重ねるたびに相対的にさらに遅くなっているように感じる」そして、来週のハンガリーGPで予定される大規模アップデートに望みを託した。「だから今週末を何とか乗り切って、来週は少しでも状況が良くなることを願っている」アストンマーティンは正念場を迎えるアストンマーティンは2026年マシンAMR26で振動やエネルギーマネジメントなど複数の課題を抱え、ここまで開発リソースの多くを信頼性対策に費やしてきた。その影響で他チームに対して開発競争で後れを取っており、ハンガリーGPで投入予定の大規模アップデートが今後のシーズンを左右する重要な転機となる。アロンソのコメントからも、スパでは結果よりも次戦以降への布石という位置づけで臨んでいることがうかがえる。現状の戦力では苦戦は避けられないとの認識を示しつつも、新パッケージによる巻き返しに期待を寄せている。