フェルナンド・アロンソのアルピーヌ復帰説が加熱するなか、元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、その決断が過去のキャリアにおける最大の失敗を繰り返すことになりかねないと警告した。アストンマーティンで苦戦が続くアロンソは、2027年にアルピーヌへ復帰する可能性が取り沙汰されている。しかしモントーヤは、現時点でチームを離れることは大きなリスクを伴うと考えている。
アロンソの将来を巡る憶測が拡大先週末のバルセロナ・カタルーニャGPでは、アロンソがアルピーヌ移籍に近づいているとの噂がパドック内で広まった。アロンソにとってアルピーヌ(旧ルノー)は特別な存在だ。2005年と2006年にはルノーで2度のワールドチャンピオンを獲得し、2021年には2年間の休養からF1へ復帰する際にも同チームを選んだ。一方で、アストンマーティンでの2026年シーズンは苦戦続きとなっており、舞台裏では強い不満を募らせているとも報じられている。アロンソ自身は夏休み後に自身の将来について決断すると明言しており、引退も選択肢のひとつとして噂されている。モントーヤ「今は動くべきではない」ASコロンビアの取材に応じたモントーヤは、アロンソがアストンマーティンに残留すべきだと主張した。「僕はフェルナンドには今の場所に留まってほしい。もしアルピーヌがレースで勝ったり表彰台争いをしているなら移籍を勧めるだろう」「確かにアルピーヌは大きく前進した。しかし、さらに次のステップへ進める保証はどこにもない」モントーヤは近年のウィリアムズを例に挙げ、F1では勢いのあるチームが翌年も成長を続けるとは限らないと指摘した。「昨年のウィリアムズは大きく前進し、誰もが今年は上位争いに加わると思っていた。しかし実際には逆の方向へ進んでしまった」「だからフェルナンドが今チームを離れることを想像してみてほしい」マクラーレン移籍の再来を懸念モントーヤが最も懸念しているのは、アロンソが過去に経験したキャリア上の判断ミスを再び繰り返すことだ。アロンソは2007年にルノーを離れてマクラーレンへ移籍したが、その後のキャリアではしばしばチーム選択のタイミングに恵まれなかった。「それは過去にも起きたことだ。フェルナンドは低迷していたマクラーレンへ移籍したが、その後になって状況が好転した」「同じことが再び起きるかもしれない。彼は今アストンマーティンにいる。そしてチームを離れた途端、来年アストンマーティンがロケットシップのようなマシンを持ち込むかもしれない」ベルギーGPのアップデートが判断材料にアストンマーティンは7月のベルギーGPで今季初の本格的なパフォーマンスアップデートを投入する予定とされている。このアップグレードは、2027年に向けたチームの競争力を見極める重要な指標となる可能性が高い。アロンソにとっても、残留か移籍かを判断するうえで重要な材料になるとみられている。また、アルピーヌのフラビオ・ブリアトーレはアロンソだけでなくセルジオ・ペレスとも接触しているとされており、2027年のドライバー市場は依然として流動的な状況が続いている。モントーヤの見方では、アロンソにとって最大のリスクはアストンマーティンの現在の成績ではなく、チームが持つ将来性を見誤ることにある。2026年の苦境に失望して離脱した結果、翌年にタイトル争いができるマシンを逃す――それこそが、彼が最も避けるべきシナリオだと警告している。【関連】・アロンソはアストンマーティンF1の現状に「舞台裏では怒り狂っている」
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