フェルナンド・アロンソの将来を巡る憶測が再び高まっている。F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、アロンソに対する変わらぬ敬意を示しながら、「50年でもF1にいてほしい」と語った。2026年のバルセロナ・カタルーニャGPでは、アロンソ自身が「最後の母国レースだったかもしれない」と発言。さらに2027年にアルピーヌへ移籍し、かつての盟友フラビオ・ブリアトーレと再タッグを組む可能性も報じられており、去就への注目が集まっている。
ドメニカリ「アロンソには50年でもF1にいてほしい」スペイン紙『AS』の取材に応じたドメニカリは、長年にわたってF1を支えてきたアロンソへの思いを率直に語った。「フェルナンドには50年でもここにいてほしいよ。もちろん彼は同意しないだろうけどね」冗談交じりにそう語ったドメニカリだが、その言葉には本心もにじんでいた。両者はアロンソがフェラーリに在籍していた時代から親交が深く、ドメニカリは当時チーム代表としてともに戦っていた。苦境のアロンソに同情「才能を示すチャンスが必要」アロンソにとって母国GPは厳しい週末となった。予選では最後尾に沈み、決勝もバッテリートラブルによってリタイアを喫した。その状況について問われたドメニカリは、アロンソへの敬意を強調した。「私はアロンソをとても尊敬しているし、彼が素晴らしいドライバーだということも知っている」「だが同時に、彼が非常に粘り強い人間であることも知っている」「良いマシンを手にできれば、彼はまだ自分の才能を証明する機会を得られるはずだ」「彼のメンタリティはあらゆるレベルで恐れを知らず、常に全力で挑むものだ」さらにドメニカリは、アロンソには適切なプロジェクトが必要だと指摘した。「彼には正しいプロジェクトが必要だ。私はそれがここであることを願っている。しかも1年だけではなく、もっと長くね」引退後のF1については語らずアロンソが引退した場合、F1が何を失うのかという質問に対し、ドメニカリはその話題自体を避けた。「そんな話をする時ではないよ。私は彼にまだ長くここにいてほしいからね」また、スペインのDAZNでも同様の見解を示している。「彼はチャンピオンであり、その才能と速さを示せるマシンが必要だ」「もしフェルナンドが別のクルマに乗っていたら、トップ争いをしていただろう」「彼は非常に強いし、決して諦めない真のチャンピオンだ」アロンソ「アップグレードの成果を見たい」一方のアロンソは、シーズン後半に予定されているアストンマーティンとホンダのアップグレードが、自身の将来を左右する可能性を示唆している。「僕たちは団結しなければならない」「シーズン後半にはアップグレードによってもう少し競争力が高まることを期待している。でも結果を見なければならない」「ある時点で、アップグレードが本当にマシンを速くしたことを確認する必要がある。近年は必ずしもそうではなかったからね」「今年の開発でいくつかのことを証明しなければならないし、その後で状況が改善してくれることを期待している」アロンソはまた、母国ファンへの感謝も改めて口にした。「週末で一番素晴らしかったのは、ファンのみんなの応援だった」「僕にとっては、おそらくバルセロナでの最後のレースだったかもしれないし、本当に感情的な時間だった」「クルマを降りている時間はすべて楽しめた。でも残念ながら、彼らにふさわしい結果を届けることはできなかった」「シーズン後半に改善できることを願っている」44歳となったアロンソは依然として将来について明言していない。しかしドメニカリの発言からも分かるように、F1界全体がまだこの伝説的ドライバーの引退を望んでいないのは確かだ。アストンマーティンとホンダが後半戦で競争力を取り戻せるかどうかが、アロンソの次なる決断を左右する重要な要素となりそうだ。