フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1イタリアGP決勝でのリタイア後、国際メディアに対して苛立ちを隠さなかった。週末を通じて何度も同じように通過していた縁石で不運に見舞われ、「失ったポイントは20〜30点に達する」と悔しさをあらわにした。縁石の影響について問われると「みんな縁石を越えても走り続けている。19台は大丈夫だ」と皮肉を込めてコメント。今年は自分だけが不運に見舞われていると嘆きつつも、チームに責任を負わせることなく「重要なのは2026年のプロジェクト」と強調した。
今週末、同じ縁石を何百回と同じように通過してきたと強調したアロンソは「そうだ、恐らく僕のせいではないのに失ったポイントが何十点もある」とコメント。「そうだ、フラストレーションだよ。今の僕には本来より20〜30ポイントは多くあってもよかったはずなんだ。僕のせいじゃない。でも、これが現実なんだ」「残念ながら、もう慣れつつある」記者から、もっと平らな縁石を作るべきではないかと問われると、アロンソは肩をすくめて答えた。「よく分からないな。みんな縁石を使っているけど、クルマは走り続けている。ニコ(ヒュルケンベルグ)だけがリタイアしたけど、彼に何が起きたのかは分からない。だから縁石のせいではないと思う」「だから、そうだ、19台は大丈夫なんだ」と、今年は自分だけが不運に見舞われていると強調した。マシンのパフォーマンスについては、本来なら8番手相当の位置にいたが、この場で改善点を語るべき時ではないとした。「実際のところ、何も変わっていないんだ。僕に必要なのは良いパフォーマンスじゃなくて、ポイントなんだ。パフォーマンス自体は常に良い。僕自身もチームも、すごく悪い走りをした記憶はない。22シーズン走ってきたけど、今日の出来事は本当に大したことじゃない。ずっとマシンのパフォーマンスの話をしてきたけど、それは本当に重要じゃないんだ」「今、本当に重要なのは2026年のプロジェクトの方だと思う。フラストレーションはあるよ。みんなが良い仕事をしようとしているのに、運が僕たちに味方しないんだ」と語り、今回の出来事にチームへ責任を一切負わせることなく、今年で悪運が尽きて、来年は良い流れになることを願っていると締めくくった。
全文を読む