フェルナンド・アロンソは、2024年第8戦F1モナコGPの予選を16番手で終了。Q1敗退の原因となったトラフィック問題はグループを分けることで解決できると考えている。アロンソは2戦連続でQ1敗退を喫し、レースは下位からのスタートとなった。アロンソは最後のアタックで13番手まで順位を上げていたが、トラックエボリューションの大きい路面で、後からアタックしたドライバーがタイムを更新したことで順位を下げた。
アロンソは、ヌーベルシケインとラスカスでライバルに邪魔されたことで、最大0.5秒のタイムを失ったと確信している。そのタイムがあればQ1を通過するには十分だったはずだ。「トラフィックに関しては、もちろん、ポールポジションを狙えるようなクルマではなかったけど、7番手、8番手につけるには十分だった」とアロンソはコメントした。「間違った場所に間違ったタイミングでいた。ここはモナコで、クリーンなラップを走るのは難しい。でも、ターン11ですぐ前にいた車に0.3秒、最終コーナーではラップを始めたばかりの3台の車に0.2秒ロスしまった。誰も悪くないし、最後の瞬間に消えてしまるわけがない。今日は運が悪かっただけだ。」アロンソはオープニングステージでトップに立てる可能性もあったと考えており、自分にはまだタイムがあったことで、敗退の悔しさが増幅したと認めた。「そうだね、ラップタイムをコンマ5秒上げればQ1で1番手になれるのはみんな同じだった。だから誰もQ1でペースを最大限に発揮できなかったと思う」とアロンソは評価した。「98%のラップをこなして通過するだけだったけど、今日はそれができなかった。残念だけど、どうしようもないことだ」アロンソはモンテカルロで繰り返される問題の解決策として、F2やF3が採用している予選を2つのセグメントに分割する方法を採用すべきだと主張する。「そうなれば素晴らしいだろね」とアロンソはグループ分割を提案されたとき語った。「モナコのラップはとてもエキサイティングでスリリングなので、たくさんの素晴らしい瞬間を見逃してしまう。全員のラップを生で見ることができたらいいんだけどね。まあ、それが現実だ」 「運がいいこともあれば、悪いこともある。去年はラッキーだった。Q1、Q2と進んで、Q3では2番手だった。ビッグコンテンダーの何人かはQ1やQ2から脱落したからかもしれない」「今回は僕たちにとって不運だった。チェコも1番手。そう、ここはモナコなんだだ。運も必要だが、今日は運がなかった」アロンソは、明日のポイント圏内挽回への望みを捨て、ダメージを負わずにレースを終えることが目標だと語った。レースへの見通しについてアロンソは「クラッシュしないように、車を無傷に保つように努めるよ」と語った。「この時期はできるだけ多くのアップデートを行おうとしているので、パーツのストックはあまり多くない。だから、レースを完走して、もう少し準備を整えてカナダに行けるように努力する必要がある」
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