フェルナンド・アロンソは、2023年F1第17戦日本GPの決勝を8位でフィニッシュ。レース中に国際映像で流れた自身の無線メッセージは「完全に文脈を無視」していたとして、状況を軽視た。アロンソは時折、辛辣な、あるいは対立的なメッセージを世界のフィードで流されるという過去があり、日曜日の鈴鹿サーキットでのレース中にそのような状況が発生した。
アロンソは、トップ10勢の中で最初となる11周目ピットインしたが、その中で『あんなに早くピットインするなんて信じられない。僕をライオンの前に投げ出した』というメッセージが放送された。その後、アルピーヌのエステバン・オコンの後ろで立ち往生していたとき、アストンマーティンの直線スピード不足がこの苦境を際立たせた。『ストレートで離されているから、何か考えろ!』とアロンソは苛立ちを露わにした。レース後、アロンソは状況について「同じだよ。古典的なこと、古典的なFOMの無線だ。完全に文脈を無視している」と説明した。「遅いクルマの後ろにいて、ストレートでDRSを開いても引き離されているときに、他のドライバーが何を言っているのかは正確にはわからない」「たぶん他のドライバーたちは『大丈夫、後ろにいるけど問題ない』と言っているかもしれないけど、僕はコース上で彼らを追い越すというモチベーションを持ちたい。DRSを開けても遅かったし、別の戦略を要求して止まり、彼らを打ち負かした。それが僕らのやり方だし、たとえ無線がハイライトだったとしても、僕たちはコース上でみんなを打ち負かしている」アストンマーティンのF1チーム代表であるマイク・クラックは、「もしドライバーがそのようなことをしないとしたら、ある意味でそれはどういうドライバーなのか?"と語り、特にアロンソの無線メッセージについては問題視していない。「問題はない。我々にとってはモチベーションになるし、物事を違った角度から見ることもできる」アロンソはオコンを追い抜き、8位でフィニッシュした。「もしかしたら早めのストップは間違いだったかもしれないけど、今になって言うのは簡単なことで、最終的な結果は間違いなくトップチームの後の8位だと思う。僕たちレースに大きな変化はなかった。次のレースに進む」とアロンソは語った。フェルナンド・アロンソ「今日はいいレースだった。メガスタートで6位に浮上できたし、マシンのフィーリングも昨日のパフォーマンス不足にもかかわらず良かった。ソフトタイヤでスタートしたので、ピットインするタイミングが周りより少し早かった。2セット目のハードではかなり競争力があったので、最後までプッシュしてアルピーヌを引き離すことができた。トラックでもAMRTCでもみんなが全力で頑張ってくれている。これからもプッシュし続けるし、カタールを楽しみにしている」