フェルナンド・アロンソは、F1にとどまりたいというモチベーションを維持することが、引退を考える上で年齢よりも大きな決定要因になると語った。ベルギーGPの土曜日に42歳の誕生日を迎えたアロンソはグリッド最年長ドライバーだ。2度のワールドチャンピオンであるアロンソは、日曜日のレースで7位となり、アストンマーティンに貴重なポイントをもたらしたものの、スプリントではクラッシュを喫するなど、計画通りにはいかなかった。
「41歳でも25歳でも、大きな変化はない」とアロンソは語る。「むしろ頭の中、モチベーションや週末にどのように取り組むかにかかっている」「チームもアルファタウリのダニエルのように経験にもっと賭けている」「若さではなく、速く走ることだけが重要だ」ダニエル・リカルドがマクラーレンに移籍し、その後任として2021年初めにアルピーヌでF1に復帰して以来、アロンソは活力を取り戻している。そこで彼はエステバン・オコンのハンガリーGP優勝に重要な役割を果たし、事実上のチームリーダーとして快適に見えた。しかし、1年後のハンガリーGPでセバスチャン・ベッテルが昨季限りで引退した直後、アストンマーティンへの移籍が発表され、F1界に衝撃を与えた。この移籍は実を結び、今シーズンはすでに6回の表彰台を獲得し、期待以上の成績を展開している。「僕たちコンストラクターズ選手権でフェラーリの前で3位につけている」とアロンソは述べた。「ドライバーズ選手権でもルイス(ハミルトン)とともに3位につけている」「バーレーンではこのように考えることは不可能だった」一方、アルピーヌはオトマー・サフナウアー、アラン・パーメイン、パット・フライと袂を分かり、かつてのチームは混乱に陥っている。振り返ってみて、アルピーヌを辞めることは正しい選択だったかと質問されたアロンソは「もちろん、それは分からない」と微笑んだ。「水晶玉があれば、チームを変える決断をする前に将来を知ることがでれば素晴らしいだろうね」「結局のところ、僕は今いる場所に満足している。ここには将来に向けたプロジェクトがあり、とても誇りに思っている」