ジャン・トッドは、フェルナンド・アロンソは“並外れた”ドライバーであるが、再びレースに勝てるマシンを持っていないとし、ミハエル・シューマッハが、ベネトンで2連覇を達成した後、競争力のないフェラーリF1に移籍したときの状況と重ね合わせた。ミハエル・シューマッハが、フェラーリF1でワールドチャンピオンを獲得するまで5シーズンかかった。
FIA会長のジャン・トッドは、フェルナンド・アロンソはまだ才能を失っておらず、F1のベストドライバーの一人であるが、定期的に勝利を争えるマシンを持っていないだけだし、2022年の大幅なF1マシンの変更が、競技の場を平準化するのに役立つことを望んでいると述べた。「世界選手権に出場する選手は皆、非常に才能のあるドライバーだ。もう少し火花を散らす人は2~3人いるかもしれないが、大きな違いを生むのは、彼らが運転するために与えられたマシンだ」とジャン・トッドはbeIN Sportsに語った。「我々は過去にそれを見てきた。ミハエル・シューマッハを見ればいい。彼が1996年にフェラーリに来たとき、彼は1994年と1995年のワールドチャンピオンだった」「1996年に彼はワールドチャンピオンになるどころか、3勝に終わった。そこから我々は他の多くのドライバーにそれを目にしてきた」「フェルナンド・アロンソが勝てないマシンを運転していたときにもそれを目にしたし、今もそれを見ている。アロンソは並外れたドライバーだが、現在、彼は勝てるマシンを持っていない」「現在、それは否定できない。だが、有望な2022年に関してのその疑いは、夢へのライセンスを与える」元チームメイトのロマン・グロージャンも最近、フェルナンド・アロンソの才能を称賛。アロンソはドライビングの「本に載っていない」ことをする能力を持っており、2年間の不在の後もそれが低下していないことを示していると述べた。フェルナンド・アロンソは、前戦F1カタールGPで2014年以来となる表彰台を獲得したが、現在ドライバーズチャンピオンシップで10位に位置しており、アルピーヌF1はコンストラクターズチャンピオンシップで5位につけている。