フェラーリに加入したばかりのフェルナンド・アロンソだが、すでにフェラーリでF1キャリアを終えることを確信していると語る。2度のワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、キミ・ライコネンに代わって2010年からフェラーリと3年契約を結んだ。フェルナンド・アロンソは来月までフェラーリの新車をテストできないが、ファクトリーを訪問してチームと作業を行っており、すでに居心地良く感じていると語る。
「特にレースエンジニアとチームの技術者とは連絡をとってきた」とアロンソはフェラーリのメディアイベント“Wrooom”で述べた。「メールと電話で連絡を取り続けていたし、常にマシンの開発について最新情報を保っていたので2月にテストがスタートする準備は完璧にできているよ」「僕たちはうまく働いている。初日からチームを自宅のように感じた。初めから家族のような雰囲気なんだ。マラネロに行ったときにフェラーリで働く人々の情熱を見た。F1において類がないものだ」フェラーリでキャリアを終えることを確信しているかと質問されたアロンソは「100%確信している」と返答。「どんなドライバーでも、フェラーリに加入することはキャリアの中で最高のことだ」「フェラーリでレースをしたあと、他のチームでレースへのモチベーションを見出すことはほぼ不可能だ。同じような環境や同じような歴史を感じることはできない」「跳ね馬に象徴される歴史的なチームだ。目標のひとつを達成したので、もちろん今は穏やかに感じているよ」アロンソは、フェラーリでの初年度にタイトルを獲得することは難しいと認めており、完全にチームとしてまとまるには数レース必要だと考えている。「もちろん、難しいだろう。すぐにマシンに適応しなければならないことはわかっている」「2月に7〜8日テストするだけだし、たぶん最初の3〜4レースはクルマやチームに100%アジャストできないだろう」「でも、3〜4レース目からはアロンソの最高バージョンを見せられると確信している」フェルナンド・アロンソは、ミハエル・シューマッハがフェラーリで成し遂げた成功をと張り合うことは難しい注文であることを十分に承知している。「常に勝ちたいが、7度のタイトルを獲得することは不可能に近いことだと思う。今のF1はとても接戦だし、規約は非常に厳格になっていると思う」「今はコンマ2〜3秒の戦いなので、ミハエルが成し遂げたように4〜5度のチャンピオンシップに勝つことは非常に繰り返すのが難しい」アロンソは、数年前よりもずっとフェラーリの挑戦に取り組む準備ができていると感じていると主張する。キミ・ライコネンがもたらせなかったことをもたらせるかと質問されたアロンソは「キミがチームに何を与えたかはわからない」と返答。「僕は全力で自分の仕事して、マシンをドライブする技術を与えるためにここにいる。マシンを降りてもマシンの開発のためにドライバーはエンジニアとの作業を続けなければならないと思う」「またファンやメディアと良い関係を築くことに対しても、ルノーでチャンピオンシップに勝ったときやマクラーレにいたときよりも今の方が準備ができていると思う」「今はずっと準備ができていると感じているし、ずっとこのチャンレンジに取り組む準備ができている。フェラーリは世界中で有名だし、世界中の大きな期待をしているので簡単ではない」「日本、ヨーロッパ、インドなど、フェラーリはどこでも有名だし、結果はメディアに大きな影響を与える。僕たちは勝たなければならないことを理解している」