2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソが、2020年のインディ500にアロー・マクラーレンSPから参戦することが発表された。世界3大レースでの“3冠”を目指すフェルナンド・アロンソは、アンドレッティ・オートスポーツからの2020年のインディ500参戦が合意に達したと伝えられていた、最終的にマクラーレン時代に批判的なコメントをは浴びせられ続けたホンダがアロンソを乗せることを許可しなかったと報じられている。
シボレー系チームであるエド・カーペンター・レーシングからもインディ500の参戦を断られ、1月にはマクラーレンとのアンバサダー契約も満了して関係を解消していたことから2020年のインディー500参戦は厳しい状況となっていた。しかし、最終的にマクラーレンから参戦することが決定した。3度目のインディ500挑戦で再びマクラーレンとタッグを組むことになった。2019年もフェルナンド・アロンソはマクラーレンからインディ500に参戦したが、予選落ちという憂き目に遭っている。だが、今年は体制が異なっている。シュミット・ピーターソンと提携したマクラーレンは、アロー・マクラーレンSPとして2020年のインディカー選手権にフル参戦する。アロー・マクラーレンSPは、2020年のレギュラードライバーであるパトシリオ・オワードとオリバー・アスキューに加えて、3台のシボレー66号車をフェルナンド・アロンソのために準備。4月30日のインディ500のオープンテストで初走行を行う。「僕はレーサーであり、インディ500は世界最大のレースでだ」とフェルナンド・アロンソは語る。「僕たちすべてのドライバーにとってそれを特別なものにし、また戻ってきたいと思わせてくれる素晴らしいファンが大好きだ」「僕はこのレースとそれに参加するすべての人に最大限の敬意を払っている。いつものように彼らとレースをして、ベストを尽くしたい」「このレースの選択肢を模索することは僕にとって重要だったが、アロー・マクラーレンSPは常にトップでした」とフェルナンド・アロンソは付け加えた。「僕はマクラーレンと特別な関係を築いている。私たちは多くのことを共にしてきたが、それが絆、強い忠誠心を生み出している。でも、それ以上に、新しい組織と運営がシボレーとのパートナーシップとともに強力なパッケージに発展していることに感銘を受けた」「チームは経験豊富で優秀な人材と優れたリソースを備えており、競争力があると確信している」アロー・マクラーレンSPの共同所有者であるサム・シュミットは「フェルナンドをチームに加えることは、2人の若く才能のあるフルタイムドライバー、オリバーとパトに利益をもたらすレベルの経験と専門知識がもたらされる」とコメント。「我々にはインディで高いマシンがあり、彼は参加するだけでなく、フロントで走る才能があると完全に信じている。シボレーのパワーとチームの経験を組み合わせることで、この3人のドライバーでフールドで最も強力なドライバードリオのひとつになるだろう」マクラーレンのCEOを務めるザック・ブラウンは「フェルナンドはこのスポーツで最高のドライバーの一人であり、チームの一員として彼を迎えることは素晴らしいことだ」と付け加えた。