元F1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソが、マクラーレンのアンバサダー(大使)としてF1イタリアGPが開催されているモンツァ・サーキットに姿をみせている。9月4日(水)にミラノのドゥオモ広場で開催されたフェラーリのム創設90周年イベントはトヨタとのダカールラリーのテストの関係で欠席したフェルナンド・アロンソだったが、F1イタリアGPのフリー走行が行われた6日(金)にはモンツァに姿をみせた。
チームウェアに身を包んだフェルナンド・アロンソは、ヘッドフォンをピットウォールからセッションを観察。しかし、今回の帯同はドライバーの役割ではなく、あくまでアンバサダーとしての来場だとF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは語っている。「彼はアンバサダーとして我々の元を訪れる」とアンドレアス・ザイドルは語った。 先週末のベルギーGPでは、レギュラードライバーのランド・ノリスが足を怪我したことで、フェルナンド・アロンソがリザーブドライバーを務めるとの噂が広まった。アンドレアス・ザイドルは、緊急事態だったため、チームの公式リザーブドライバーであるセルゲイ・シロトキンが待機したが、事前に状況がわかっていれば、フェルナンド・アロンソがリザーブドライバーを務める可能性も除外していない。「代替案を探すために十分に早くにわかっていれば状況は異なる。だが、そのような状況になった場合にそれが我々が議論することだ」「我々のリザーブドライバーはセルゲイだ。我々はシートの準備をしており、シミュレーターで彼の準備をしている」「契約がどうなっているのは私は正確には知らないが、彼はまだマクラーレンの一員だ。ザク(ブラウン)はまだ彼と多くの交流を続けている。他のプログラムについてだと思う。そのような問題が発生した場合には議論が行われるだろう」今週末のF1イタリアGPを訪問したもう一つの理由は、ザク・ブラウンとインディカー参戦について議論するためだとも言われている。マクラーレンは来季から『アロー・マクラーレン・レーシングSP』としてインディカーにフル参戦。ドライバーはまだ決まっておらず、ザク・ブラウンはアロンソの起用を望んでいるとされている。フェルナンド・アロンソは、世界3大レースでの“3冠”を達成する史上2人目のドライバーになることを決意している。F1モナコGPを制しているフェルナンド・アロンソ、最近ではトヨタとともに2度のル・マン24時間優勝を果たしている。フェルナンド・アロンソは、トヨタとの最初のWEC参戦でチャンピオンを獲得したが、目標を達成するにはインディ500で優勝する必要がある。