フェルナンド・アロンソは、マクラーレンが今シーズン後半に実施した空力開発のおかげで、チームははるかに良いポジションで2019年シーズンを迎えることができると考えている。今年、ホンダからルノーにF1パワーユニットを変更したマクラーレンは、グリッドで順位を上げられると期待を高めていた。しかし、マクラーレンの2018年F1マシン『MCL33』は空力に根本的な問題を抱えていることが発覚し、チームの成績は期待にはるかに下回るものとなった。
夏の間にマクラーレンは、MCL33が抱える過剰なドラッグと一貫性のないダウンフォースの問題を解決しようと試みたが、結果はほとんど改善せず、マシン開発は停滞することになった。今シーズン限りでマクラーレンを離れるフェルナンド・アロンソだが、チームのポジティブな開発作業と知識の向上が2019年にはるかに良いマシンを作り出すことに役立つと確信していると語る。「7月以降、僕たちは来年に向けた実験的なパーツをテストしてきた」とフェルナンド・アロンソはコメント。「この数カ月の間、チーム内にはクルマで進めている方向性について楽観的な意見がたくさんあった。僕たちは自分たちの問題を理解していたし、去年のクルマがシャシー的にとても競争力があったことはわかっている。僕たちはそれをわかっているし、GPSで比較もしている。コーナーでスピードをわかっている」「12ヵ月前の去年のクルマはいくつかのエリアでとても競争力があったけど、残念ながら、今年はそのレベルの競争力を失ってしまった。僕たちは理由を理解していたし、来年、チームははるかに良いポジションにいると思う。それには満足している」2019年にF1でレースをすることはないが、フェルナンド・アロンソにはマクラーレンの2019年の改善を直接経験するチャンスがあるかもしれない。マクラーレンのCEOを務めるアク・ブラウンは、2019年のテストでチームがアロンソのフィードバックを求めることを示唆している。ザク・ブラウンは「フェルナンドとそれについて話をしている。彼はとてもオープンだ」とザク・ブラウンはコメント。「経験という点で彼が貢献できることはたくさんある。カルロス(サインツ)とランド(ノリス)は我々に経験をもたらすアイデアにはどんなものにもオープンだ」「フェルナンドはチームのことを非常によくわかっている。ランドにはそのような経験はないし、カルロスは我々とそのような経験を積んではない。それが私が彼に話をしていることだ」「フェルナンドのデイトナテストのためにデイトナに行く予定だ。そこで彼らとさらに話をすることになるだろう」