元F1の最高席責任者であるバーニー・エクレストンは、フェルナンド・アロンソはキャリアのなかで誤った決断があまりに多かったとし、F1の偉大なチャンピオンとして見なされることはないだろうと語る。2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、フェラーリ時代の2013年のF1スペインGPでの優勝を最後に通算勝利数は32勝で止まったまま。2015年にマクラーレンに移籍して以降は表彰台にも一度も上がっておらず、過去4シーズンはグリッド後方でポイントを獲得することさえ苦しんだ。
フェルナンド・アロンソは、今シーズン限りでF1キャリアにピリオドを打つことを発表している。バーニー・エクレストンは、フェルナンド・アロンソの卓越した才能は認めるものの、F1の歴史における彼の存在は認めてはいない。「彼は間違いなく最高のドライバーの一人だが、謝った決断を下したときもあった」とバーニー・エクレストンは Bild にコメント。「彼は人生の他の分野では最も偉大な自分というわけではないことは確かだ」「スターリング・モスは決してワールドチャンピオンではなかったが、彼は最も偉大な人物のひとりだ」フェルナンド・アロンソの後を継いで2019年にマクラーレンのドライバーを務めるカルロス・サインツは、アロンソの不在によってスペインでのF1人気が落ちることはないと考えている。「それを恐れてはいない」とカルロス・サインツは AS にコメント。「フェルナンドのおかげでF1ファンは多くなった。フェルナンドによってスペインで多くのファンが生まれたのは事実だけど、彼らはスポーツとしてのF1が好きなので、離れることはないだろう」「もちろん、フェルナンドと一緒にインディに行く人々もいるかもしれないけど、フェルナンドのおかげでスペインには非常に巨大なファンベースが出来たと思う。それを維持するために全力を尽くしていく」