フェルナンド・アロンソは、マクラーレンがF1スペインGPに投入したアップグレードによってマシンパフォーマンスが“大幅に向上した”と語っている。マクラーレンは、今回のF1スペインGPで2018年F1マシン『MCL33』に“Bスペック”レベルの大幅アップグレードを投入。特に奇抜なデザインのノーズは木曜日から大きな注目を集めた。
フェルナンド・アロンソは、フリー走行2回目をトップから1.7秒差の12番手で終えたが、アップグレードパッケージによってマシンは明らかに前進を果たしていると述べた。「パフォーマンスは大幅に向上している」とフェルナンド・アロンソはコメント。「前進を果たした。感触は良くなっているし、より多くのグリップを感じることができた」「今日のコンディションは風が強く、気温も高かったのでトリッキーだったと思う。でも、クルマの感触は良くなったと感じたし、間違なく前進している。明日、他と比較してどれくらい改善しているか見てみるつもりだ」今年まだQ3進出を果たしていないフェルナンド・アロンソだが「全体的に他の金曜日よりも競争力があると思うし、明日、初のQ3進出はリアルに可能性があるかもしれない」フェルナンド・アロンソは、今回の空力パッケージによって少なくもとコンマ2秒のゲインが得られたと感じてるが、ライバルも新しいパーツを導入しているため、十分にギャップを縮められるかどうかについては考えていないと語る。「彼らが何をテストしていたかはわからないし、すべてが無駄な計算だ」また、フェルナンド・アロンソは、マクラーレンのアップグレードパッケージの到着が望んでいたよりも遅れたことを認める。「オーストラリアでこのクルマになっているはずだった。遅れがあったのは間違いない」とフェルナンド・アロンソはコメント。「もちろん、ここでのものは良いアップデートだけど、モナコとカナダではもっと多くのものを予定している。アップデートのスケジュールとしては少し遅れているけど、重要なのは、今後毎戦で新しいパーツが投入され、クルマにパフォーマンスを加えていくということだ」フリー走行2回目に9番手タイムを記録したチームメイトのストフェル・バンドーンもマシンの改善についてはポジティブに感じてはいるが、実際に前進を果たせたかどうかは予選まで待たなければならないと慎重だ。「まだ語るには時期尚早だ」とストフェル・バンドーンは付け加えた。「予選ですべてを限界まで追い込んでみるまでは正確にはわからないだろう。でも、今日のフィーリングはポジティブだった」関連:・F1スペインGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム・F1スペインGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップタイム