フェルナンド・アロンソは、フェラーリとの契約がイタリアGPで発表されるとの噂を否定。フェラーリとは交渉さえしていないと語る。アロンソは、2010年にフェラーリでドライブすることが決まっており、キミ・ライコネンがWRCでのキャリアを決定すれば、ライコネンと入れ替わることになると報じられている。キミ・ライコネンは、今月末にWRCのラリー・フィンランドに参加することが決定しており、それはF1を去る準備ができている兆候だと報じられている。
しかし、アロンソはフェラーリとの契約を否定。フェラーリとは将来に関する交渉さえしていないと語る。「それらは単なる噂だ。ここ4〜5年言われていることだ」とアロンソは語る。フェラーリとの契約があるか、もしくは交渉したかとの質問にも「いいや、していない」と回答。アロンソは、競争力のあるクルマを持つことが、将来どこにいるかを決める重要なファクターだと語る。「重要なことだけど、世界の終わりではない。勝てないことは寂しく思っている。それは間違いない。勝ちたいし、できる限り早くパフォーマンスの良いクルマを持ちたいけど、それがスポーツであり、それはどこででも起こることだというこも理解している。モーターレーシングに限らずね」「テニスでもNBAでもサッカーでも起こることだ。キャリアでは浮き沈みがあるときがある。モータースポーツでは、クルマとパッケージを持つことがさらに重要だ」「これまで最も偉大なドライバーかもしれないミハエル・シューマッハが、ベネトンで2度世界チャンピオンになり、そのあとフェラーリで5年待っていたのを見てきた。それは人間的な部分だけではなく、チームとパッケージでもある。だから、僕のキャリアの一部に自分自身を置いて、スタンバイしているし、肉体的にも精神的にも強くなる準備をしている」フェルナンド・アロンソは、今シーズンまだルノーで表彰台に上っておらず、ランキングでは9位にいる。フェラーリもまた今シーズンは苦戦しており、8レースを終えた時点で、1度しか表彰台にあがっていない。関連:フェラーリ、フェルナンド・アロンソとの契約を正式発表 - 2009年9月30日