マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、F1ブラジルGPでホンダのエンジンのパワー不足に苦しめられたことで、来年からホンダのF1エンジンを搭載するトロ・ロッソのことが心配になったと語った。F1ブラジルGPを8位でフィニッシュしたフェルナンド・アロンソは、レースの大部分をメルセデスPUを搭載するウィリアムズのフェリペ・マッサの後ろで過ごしたが、DRS圏内に入っていたにも関わらず、最後まで追い抜くことができなかった。
フェルナンド・アロンソは、DRSを使って走行していてもライバルの方が“40~50km/h”速いとホンダのパワーユニットのパワー不足を指摘。来年、ホンダのエンジンを搭載するトロ・ロッソを憂慮した。「今日のパワー不足は信じられなかった。メキシコと同じだ」とフェルナンド・アロンソはレース後 Sky Sport にコメント。「最終コーナーの立ち上がりで何度もフェリペにかなり近づいたけど、DRSがあっても彼に引き離された」「パワー不足は来年のトロ・ロッソがとても心配になるね」「僕たちがこんな信じられないくらいのパワー不足を抱えているのは残念だし、ストレートではバッテリーやDRSなど全てにおいてまだ彼らの方が速い」「昨日は25km/hくらいだと思ったけど、今日はDRSを使っても40~50km/hくらい遅かったはずだ。僕たちが数台のマシンの前でフィニッシュできたのは信じられないことだ」「今日のスピード不足は憂慮すべきものだったね」「あとはアブダビだけだし、もう面倒なシーズンも終わる。このような状況でレースをしなければならないのは最後になることを願っているよ」マクラーレンは2018年からルノーのエンジンに切り替えるが、ルノーは最近のレースで信頼性問題が続発しており、実際、ブラジルではエンジン出力を下げていた。しかし、フェルナンド・アロンソは心配はしていないと語る。「全てのチャンピオンシップを見れば、ルノーは過去15~20年間で最高のエンジンメーカーだったし、僕たちは心配しなくていいと思う」最終的にF1ブラジルGPを8位でフィニッシュしたフェルナンド・アロンソは、トップスピード不足に不満を抱いていたにも関わらず、今年のチームとの最高の週末を楽しんだと考えている。「全体的に僕たちにとって最高の週末だった。僕たちは6番手でスタートして、1コーナーでは5番手だった。僕たちはポイント圏内でフィニッシュできたし、満足のいく週末だった」関連:F1ブラジルGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季5勝目