フェルナンド・アロンソは、マクラーレンのシャシー性能を絶賛。今週のF1メキシコグランプリの競争力はホンダのエンジンではなくシャシーから来ているものだと述べ、マクラーレンのマシンはF1で最も優れたデザインだという考えは正しかったと繰り返していた。今週末、パワーユニット交換によって大量のグリッド降格ペナルティを受けることが決まっているフェルナンド・アロンソとチームメイトのストフェル・バンドーンは、レースを見据えて予選はQ1だけで走行を終えた。
フェルナンド・アロンソは、予選Q1でセッションのトップタイムだったルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.2秒差まで迫り、セクター2では最速タイムをマーク。仮にQ2で同じタイムが出せていたと仮定すれば7番手に相当する速さを見せた。フェルナンド・アロンソは、このような有望なペースは全てマクラーレンのシャシーから来ていると捉えていることを示唆した。予選後に取材に応じたフェルナンド・アロンソは「今日、僕たちが使ってたエンジンは古いバージョンだ」とコメント。「新しいものは金曜日だけ使用して、ブラジルとアブダビまでフレッシュな状態で置いておくことになっている。僕たちが使ったのは一番古いバージョンだし、全ての改善は空力とサスペンションから来ているものだ。それがどれくらい優れているかは、今日のコース上で僕たちがベストなクルマだったことから分かると思う」フェルナンド・アロンソが、マクラーレン MCL32のシャシーを褒めるのはこれが初めてではない。過去にもエンジンがホンダでなければ、ポールポジションや表彰台を争えるマシンだと述べている。マクラーレンは、今シーズン限りでホンダとのパートナーシップを解消し、2018年からルノーパワーに切り替えることがすでに決まっている。そして、先週にはフェルナンド・アロンソの残留が発表されている。フェルナンド・アロンソは、マクラーレンが最近のレースでいかにホンダのエンジンに足を引っ張られていたかを指摘した。「過去数戦、そして、来年のマシン開発のためにチームが注いできた努力がいくらか報われたようでうれしく思っている」とフェルナンド・アロンソはコメント。「この数戦、僕たちはペナルティに苦しめられているからね。スパでもペナルティ、モンツァでもペナルティ、日本でもペナルティ、ここでもペナルティだ。過去7戦で5回ぐらいはペナルティを受けている」「僕たちはQ1でトップタイムと0.2秒差だった。僕はQ1で2回走り、どちらも同じタイムだった。自分たちがどこで失い、どこでゲインしているかは分かっている。メルセデスと0.2秒差ということは、パワーの差がなければ彼らよりはるか前にいるってことだ」「今週末は全体を通して僕たちはかなり競争力があった。僕たちはクルマを改善し続けているし、このレースではアップデートを持ち込んで、そのすべてが期待通りの成果を挙げている。それは本当に嬉しいことだ。今日のクルマは最高だった。とてもポジティブな兆候だ」関連:F1メキシコGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション
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