マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソの将来の計画はまもなく明らかになるとし、F1へのコミットメントが許す限りは、フェルナンド・アロンソが他のシリーズでレースをすることが可能になることを示唆した。F1アメリカグランプリに先立ち、ザク・ブラウンは「我々は新しいパワーユニットパートナーとの契約が完了している」とコメント。
「我々はここでフェルナンドとともにポジティブな結論を得られ、あまり長くならないことを期待している」「彼は木曜日に(サーキット・オブ・ジ・アメリカズで)FIA記者会見に出席するが、何かを発表する前に契約を完了させなければならない」フェルナンド・アロンソは、マクラーレンが2018年からホンダからルノーにパワーユニットを切り替えることを発表した直後にマクラーレン残留を発表すると期待されていたが、シンガポール、マレーシア、日本でのレースでは交渉が後回しにされたようだった。両当事者間で契約の微調整を行っていることも示唆されていたが、マクラーレンは問題を解決し、フェルナンド・アロンソの野心を叶えられるプラットフォームを提供したいと考えているようだ。「我々全員が知っているように、フェルナンドは3冠を達成したいという願望を持っている。彼は毎週末レースをしたいと思うような純粋なレーサーであり、他のレースに挑戦したいという願望を持っている」「時期、場所が適切であれば、我々は彼とやっていくことにオープンであるのは確かだ。また、そのシナリオが彼のF1への取り組みを補完し、F1プログラムに害を及ぼすものでなければ、非常に限られた基準で他のレースで競争することを彼に許可することにもオープンだ」フェルナンド・アロンソは、今年のインディ500に参戦し、エンジン故障でリタイアするまでは素晴らしいパフォーマンスを見せていた。また、アメリカで過ごした5月には多くのメディアやファンを獲得している。「我々が許可しないのは、複数のレースシリーズで走ることだ。だが、インディのように、1回限りの機会の場合は、基本ケース・バイ・ケースで参戦を許可するだろう」一方、ザク・ブラウンは、2019年にもマクラーレンがインディカーにフル参戦するとの報道を否定。そのようなプロジェクトのための3つの基準を打ち出した。「我々がF1プログラム以外の活動に関与するときは、F1への取り組むを損なわないようにする必要がある」とザク・ブラウンはコメント。「第2に我々は競争力がなければならない。そして、第3に商業的に実行可能でなければならない」「現在、我々がやっている全てのことと一緒に、インディカーについて考えることに多くの時間を費やすことは、我々のF1への取り組みを損なうことになる。インディカーチームを築いていくには何年もかかると言っておきたい」