メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、フェルナンド・アロンソが現在直面している状況にまったく同情はしていないと語る。最近、ニコ・ロズベルグとマーク・ウェバーは、2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、本来であればトップでレースをしているドライバーであり、2015年以降マクラーレン・ホンダで下位争いをしているのは気の毒に思うと述べていた。
だが、フェルナンド・アロノソに何かアドバイスはあるかと質問されたニキ・ラウダは「まったくない」とコメント。「彼はマクラーレンで多くのお金を稼ぎたかったので今の場所にいる」フェルナンド・アロンソは、F1でもトップクラスの4000万ドル(約45億4100万円)の年俸を稼いでいる。マクラーレンとの契約が今シーズ末で切れるフェルナンド・アロンソは、2019年以降のオプションを残しておくために、2018年は1年のみの契約を望んでいるとされている。ルイス・ハミルトンとメルセデスとの契約は2018年末までとなっており、2019年にメルセデスに空席ができる可能性がある。同様にフェラーリもキミ・ライコネンは2018年のみの契約延長となっている。「2019年はまだはるか先のことだ。心配はしていない」とニキ・ラウダは Speed Week にコメント。「まもなく我々は2018年について何らかのことを言えるようになあるだろう。個人的に私はバルテリ・ボッタスに満足している。我々のラインナップは最強だと思っている。ベッテルとライコネンは我々より弱いし、フェルスタッペンとリカルドはあまり安定していないからね」また、ニキ・ラウダは、メルセデスがマックス・フェルスタッペンとセバスチャン・ベッテルを将来のドライバーとしてターゲットにしているとの推測を否定した。「フェルスタッペンはトップのマシンを待ち望んでいるが、今は失望している。だが、彼は契約を履行しなければならない」とニキ・ラウダはコメント。セバスチャン・ベッテルはF1ベルギーGPの予選後に2020年までフェラーリとの契約を延長したことを発表してる。「ベッテルはフェラーリに残るだろう。それは我々にとって問題ではない」