フェルナンド・アロンソは、オープニングラップの2コーナーでフェリペ・マッサとの接触がなくてもポイントには手が届かなかっただろうと認める。今季初の予選Q3進出を果たして7番グリッドからレースをスタートしたフェルナンド・アロンソだったが、1周目のマッサとの接触で11番手に後退。その後、誰よりも早くピットインして3ストップ戦略で巻き返しを図ったが、最終的に2周遅れの12位でレースをフィニッシュした。
フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダの慢性的なパワー不足によってポイントは難しかっただろうと語る。「前のクルマが接触していたので、僕はリスクを冒した」とフェルナンド・アロンソはスタートを振り返る。「後方でステイしていることもできたけど、失うものは何もなかったので、アウトサイドから仕掛けようとした。彼(マッサ)が僕を見ていないだろうことはわかっていたけどね」「でも、それがなくても、僕たちのストレートスピードによって遅かれ早かれ、後退していったと思う。ライバルは少しずつその準備をしていたし、ある時点では攻めることも守ることも無理だった」「いずれにせよ、週末には満足している。昨日はスーパーラップだった。今日は大きな問題なくクルマを完走させることができた。段階的に進んでいるよ」1回目のピットストップ後、フェルナンド・アロンソは、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)の後ろでコースに復帰したが、オーバーテイクは無理な挑戦だったと語る。「レースペースに関して、僕たちは前のクルマに匹敵できなかったし、もし僕たちにそれがあったとしても、ピットストップ後にクビアトの後ろになったことで全てのチャンスを失った」「僕たちはストレートで抜くことはできないので、彼に引っかかっていた。そこからレースは難しくなった」今シーズン初めてチェッカーフラッグを受けたフェルナンド・アロンソだが、今回のレースがターニングポイントになるとは考えていない。「ホンダが強力なアップデートを持ち込むときが、変化のポイントだ。シャシーは悪くないし、定期的にQ3やトップ10入りする力はあると思う。でも、パワーと信頼性が不足している」「信頼性が改善して、クルマが完全に完成することを願っている。状況が良くなり続けることを期待しよう」レース後、フェルナンド・アロンソは月曜日から始めるインディ500のプラクティスにむけてサク・ブラウンとともにアメリカへと旅立った。関連:F1スペインGP 結果:ルイス・ハミルトンが今季2勝目
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