フェルナンド・アロンソが、三冠を達成するためにル・マン24時間レースを制覇するための時間はまだ10年ある。そう語るのは元F1ドライバーのマーク・ウェバーだ。37歳でF1キャリアを終えたマーク・ウェバーは、ポルシェと契約してWECに戦いの場を移し、2015年にはタイトルを獲得。昨年末に40歳でレースから引退した。
親友のフェルナンド・アロンソは現在35歳。今年、インディ500に参戦し、世界三大レースの制覇の第一歩を踏み出す。マーク・ウェバーは、フェルナンド・アロンソにはル・マン制覇のための時間はまだ10年あると考えている。「彼はあと10年はそれができるだろう。焦ることはない」とマーク・ウェバーはコメント。「インディ500を制覇することの方が難しいし、彼もそれに同意するだろう」「インディ500に勝つには時間がかかるかもしれないし、ル・マンに勝つためにはそこにいなければならない。それも時間がかかるかもしれない」現在、WECのLMP1クラスに参戦するポルシェとトヨタは、いずれも2018年のフェルナンド・アロンソの加入を除外している。マーク・ウェバーは、フェルナンド・アロンソにはグラハム・ヒル以来2人目となる三冠達せドライバーになるポテンシャルがあると確信している。「彼のスキルは疑いようのないものだ。そうだね、彼は両方のレースに勝てると信じているよ。彼にはハングリー精神と思考法がある」マーク・ウェバーは、今年フェルナンド・アロンソからインディ500に参戦しないかと冗談は分で誘われたことを明かしているが、インディ500に関心を持ったことはなかったと述べている。マーク・ウェバーは、1999年末に翌年からペンスキーへの移籍が決まっていたグレッグ・ムーアに代わってCART参戦についてフォーサイス・レーシングと交渉していたが、その年のムーアの事故死によってCARTへの転向を思いとどまらせたと明かした。「グレッグ・ムーアがペンスキーに行くことになっていたので、フォーサイスと“インディカー”でレースをする可能性があった」とマーク・ウェバーはコメント。「フォンタナで非劇的に彼は命を失った。その後、僕はヨーロッパに留まることに決めんだ」
全文を読む