フェルナンド・アロンソは、ホンダにF1パワーユニットの問題をシーズン序盤戦のうちに解決し、改善するよう要求した。 パートナーシップ3年目を迎えるマクラーレン・ホンダだが、今年も表彰台はおろか、ポイント獲得にさえ苦しむシーズンになると予想されている。プレシーズンテストでまともな走行ができなかったことで、今週末の開幕戦オーストラリアGPでは完走すら難しいかもない。
ホンダは、今シーズンにむけてF1パワーユニットのレイアウトを一新したが、信頼性とパワー不足により、2017年F1マシンMCL32での走行は非常に限られた。今年の目標について質問されたフェルナンド・アロンソは「チャンピオンシップで良いポジションにつくことだ。レースで勝利を目指し、表彰台に上がることだ」とコメント。「マクラーレンのようなビッグチームで新シーズンをスタートするなら、それくらいは目指さなければならない。それが夢であり、狙いだ。でも、ウィンターテストであれだけ苦労すれば、それが難しいのことわかっている」 「道のりは長いよ。ホンダにはできるだけ早く対応してもらいたい。レースがどうなるかを知るには少し時間が必要だ。まだ僕たちには答えが必要なものがたくさんある」 「パワーとパワーユニットをどう改善できるのか、詳しいことはわからない。いろいろ複雑なことがあるだろうし、全体像はわからない・でも、僕たちにはスピードが必要だ。ギアチェンジしてライバルたちと同じレベルに立たなきければならない。できるだけ早くそれが実現することを願っている」 フェルナンド・アロンソは、今が最盛期だと感じているが、マシンがそれに追いていないため、全力を出せないと悔しそうな表情を見せた。 「フラストレーションを感じている。今年のために準備してきた気分は最高だし、走りも今がベストだと思っている」とフェルナンド・アロンソはコメント。「コンペティティブかどうか以前に、ウィンターテストで10~11周くらいしかできなければフラストレーションも溜まる。でも、それが現実だし、諦めずに仕事をしていかなければならない。それが現実だし、仕方ないことだ。とにかく状況が改善されることを願っている」 「これがF1だ。周りは、1日、1時間ですら待ってくれない。チャリティーマッチではない。僕たちはもっと改善し、レベルを上げて、懸命に戦わなければならない。できれば、そういったチャレンジを楽しみたいものだ」