フェルナンド・アロンソ、無線通信規制は「意味をなしていない」

この不具合で誤ったエンジンモードを使用していたルイス・ハミルトンはパワーを失っており、同じ問題がラップリーダーのニコ・ロズベルグにも起きている。また、フェラーリのキミ・ライコネンにも無線通信の規制は影響を及ぼし、レース終盤に同じようにパワーロスを訴えてチームに繰り返しアドバイスを求めたが、フェラーリはそれに答えられず、回答を得られなかったライコネンは「イエスかノーくらい言えるでしょ？」と怒りを露わにした。レース後、無線通信規制のルールの裏にあるロジックを問われたフェルナンド・アロンソは「最初からこのルールはほとんど意味をなしていない」とコメント。「宇宙船を運転しろと言うわりには、今のテクノロジーがあっても何の情報も得られない。マシンに何が起きているのか理解するのが難しい時もある。ソリューションがわからないこともある。将来的には対応できると思う」フェラーリのセバスチャン・ベッテルもフェルナンド・アロンソの意見に同意する。セバスチャン・ベッテルは、多くのやり取りが認められていた以前を振り返り、ピットウォールとドライバー間のコミュニケーションがドライバーのパフォーマンスに与える影響はほとんどないと述べた。 「率直な意見が聞きたいなら、禁止はジョークだね。何も変わらないからね」とセバスチャン・ベッテルは Sky Sports にコメント。「聞きたいことは大量にあるのにできない。チームもいろいろと僕たちに伝えたいことがあると思う。チームがああしろ、こうしろって言ったからといって速く走れるわけではないと思うんだけどね・・・」 「でも、見る人が見たら違う風に思うみたいだね。結局、放送に載せる無線通信が少なくなって、みんなに聞かせるやり取りが少なくなったこと以外に変化はない」